学歴で人生は決まらなかったけど、受験は人生にお役立ちでした
スーパーチルな先生、みなみです。先日日本に無事帰国しました。これから数ヶ月ほど滞在する予定です。日本はいいね、日本人ばかりだね!うれしい!
今日は受験と学歴の話です。
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私自身、早稲田大学に進学しました。
が、それまでの過程はイージーではありません。目指すことを決めた時の偏差値は40台。早稲田は60〜70越えです。
このヤバさを、例えるなら。
レベル1の装備も経験値も何もない素人が、100キロマラソンを好記録で走りたいと言ってるようなものかな? エベレストは無理だけど、世界レベルで高い山に登ってみたいみたいな感じかな? まあ、当然、周りは止めますよね。
結果的に1年浪人し、私は予備校での素晴らしく効率の良い講義を受け、素直に消化していったことで、ぬるっと補欠合格で早稲田に入るわけです。
早稲田を目指すと決めて2年半でした。長かったな・・・
予備校の先生がスーパー優秀でした。勉強すればするほど、私は自分の脳みそがどんどん整理されていき、クリアになっていくのを感じました。「ああ、私も理解できるじゃん」「私バカじゃなかったじゃん」
しっかり整理された知識の集まりを
それをムダのないやり方で
日々コツコツ積み上げていく
その過程を踏んだことが、何より大事だったのですよね。人生これの繰り返しですし。この経験値をいかに、自分のモノにできるかが大事で、そういう意味で受験はちょうどいい踏み台のひとつでしょうね。
正直、私は受験の合否など、人生に影響ないです。影響があると思うのは、限定的な場面で考えれば正解かもですが(入りたい・入った企業が00大学の財閥だったとか)
私なんか華々しく大手一流企業に就職すればよかったものの「農業やりたい!」とかいって訳のわからないことをいって長野に移住した奴です。まったくわけわかんないです、学歴を全く活かせてないですよね。困ったモノです。でも子どもって、わけわかんないことをするもんですよ。それで本人が幸せならそれでいいんだと思います。(うちの親は完全に私に諦めをつけ、放置してくれています)
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20代半ばまでは「早稲田卒業」という経験は、正直あしかせでした。
どこにいっても、この「早稲田」という札がありながら、それ相応の職業でないと「かわいそう」という眼差しで見られるからです。そして仕事ができないと「こんなこともできないの、早稲田なのに」と思われるんじゃと。
私はできるだけ、自分の学歴を伏せるように努めました。一流企業に勤めていない、仕事もそんなに出来るわけじゃない私にとって、この話をするだけ、デメリットしかないからです・・・
でもね、結論をいうと
一見無駄だった過去も、未来の何かに繋がったりします。総合的かつ長い目でみれば、過去の結果を意味のあるものにできるかどうかは、未来の自分次第ですよね。
とるにたらないことかもしれないんですけど。
早稲田のOBOGの方って、本当に後輩によくしてくれるんですよ。
実際、早稲田大学出身者って結構多いんですよね。まあまあな確率で早稲田出身の人に出会うのですが、途端距離が近くなるというか、会話が盛り上がるんです。時々、お食事に連れて行ってもらったり、たくさんの面白いお話を聞けたり。
「がんばってな!」
「おれも早稲田なんだよ!」
「しんどいことがあっても、なんとかなるよ!」
何より、私を家庭教師の世界に導いてくれたのは、この早稲田受験の経験でしたしね。人生、何がお役立ちになるかわからんもんです。
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今受験をがんばる子には、あまり将来のことを深く考えすぎず「今やってること」にとにかく集中できる環境をつくってほしいなと思います。
みなみ
コーヒーをごちそうしてくれるとジャンプして喜びます!