雑記#1
創作をするなかでいつか立ちはだかるもののひとつとして、「オリジナリティ」という概念があると思う。
僕は小学生のころにとある創作に取り組んだことがあって、インターネットでいろいろ調べるなかで目にした言葉をいまも大切にしている。
それはひらたく言うと「先人たちの創作のうえに自分のオリジナリティが生まれる」ということ。ひとことで言うの難しいな。
例えば小説だと「好きな作家の文体をそっくりコピーしなさい。それを最低3人分繰り返しなさい」という話は目にしたことがある。
音楽の場合、3アーティストだと意図的に散らばらせないと似通ったものを3回コピーするだけになってしまうかな。
僕は曲を作るうえで意識的になにかをコピーしたことはないけど、昔から好きな曲を聴くなかで「ああ、あの曲はこの系譜だな」と思うことはある。
そんなふうに、なにかを作りたいけどどうやって作ったらいいかわからないときは「自分の好きなものをコピーする」ことを可能な限り試行回数多く繰り返すことがいいのかなと思う。
未経験からなんのインプットもなしにすごいものを作れてしまうような才能を持っているなら、たぶんその道に進まないまま大人になってない。
ありがたいことにアマチュアである以上は作るものに対して負う責任は大きくないのだから、肩肘張らずにとにかくたくさん作るのがいいんだろうなって、そう思います。