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名画で学ぶ 経済の世界史

今日は本の紹介。

私は絵を描くのも見るのも好きで、勉強になる本も好きなので一石二鳥の本。

その名も
「名画で学ぶ 経済の世界史」

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1347年、ペスト(黒死病)が流行った時代から話しは始まる。まさに今のコロナのようなものだが、被害は比べ物にならない。

当時もっとも打撃をうけたフィレンツェでは、経済的苦境から街を逃げ出す人、そして病で亡くなる人、それにつづく混乱で10万人から3万人にまで減ってしまったという。

しかし、そこでへこたれることなくフィレンツェの人たちは再び前を向いて立ち上がった。それを支えたのが若き芸術家たちという話だ。

ボッティチェッリ、ダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロたちの時代。イタリア・ルネサンスの花を見事に咲かせたのは皆さんの知るところだろう。

そんな世界の歴史とともに芸術家たちの活躍を共に紹介してある本だ。経済と芸術は密接していることが分かる。

その他にも「フランスのルーブル美術館にモナリザがある理由」や「絵画が公共財となるキッカケをつくったナポレオン」のお話など興味深い話だった。

今まで世界史が苦手だったという人でも名画が好きであれば自然に覚えられるだろう。

長い目で見てみると、歴史は繰り返されており、国難の後には必ず危機の前よりたくましくそして強くなっている。

今はまだ踏ん張りどころ。この先には明るい未来が待っているはず。

そう思わせてくれる一冊だった。

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