「コロナの世界の明るい人々 その211(一応最終回)」
「窓の外には映画館の看板が見えます。でもこの横長の窓がそのままスクリーンみたいにも見えます。それなら上映されているのはこの街の物語。1人1人が主役になって街を彩っています。」
緊急事態宣言中に毎日1枚ずつ描いてUPしていた「明るい人々」のシリーズは、今回で一応最終回です。211日間の宣言は長かったけれど、ようやく少し明るい兆しですね。また宣言がない事を願っています。
(作品について)
1枚1枚は他愛ないものばかりですが、200枚以上集まると街の人たちみんなのささやかな日常が、街を彩る大きな物語になっている様な気がしました。モデルになって下さった方々にも感謝しています。これだけ描いても不思議とネタには困りませんでしたが、描く時間がなかった事の方がちょっと大変でした。時間があればもう少し構図や色合いを直せたのにな…と思いつつ、勢いがなければ描けないシリーズだった事もあり、その気力の方に重点を置きました。
制約がある日々の中でも新しい事を始めて、日々楽しく描けた事は、私の中でも糧になった様に思います。作品を毎日見て下さった皆様、ありがとうございました。不自由で窮屈な日々の、ささやかな楽しみになっていたら嬉しいです。