That’s PUNK!
【続々 ベートーヴェンのささやき】
「クラッシュのジョー・ストラマーにロンドンの地下鉄で遭遇した時に、プライベートなのでどうしようかと思っていたのですが、撮っていいか聞いたら撮らせてもらうことができました。駅に着き、彼が降りる時に振り返って僕に言った『撮りたいものは全て撮れ。それがパンクだろ!』という言葉は、40年経った今でも生き続けています」
ボーイ・ジョーイやロバート・プラント(レッド・ツェッペリン),ジョン・ライドン(セックス・ピストルズ)…
と、錚々たるミュージシャンを撮影。
日本でも福山雅治、桑田佳祐、稲垣潤一、BOØWYや布袋寅泰らのジャケットや作詞などを
てがけていらっしゃる写真家のハービー・山口さん。
数年前、乃木坂の素敵な書店でおこなわれた
写真集“and Stillness”リリース記念のトークイベントで
ご縁あってゲストに呼んでいただき、ご一緒ました。
とても気さくでユーモア溢れる魅力的なお人柄に触れ
ああ、だからハービーさんの写真には
“幸せ”を感じる何かが宿ってるいんだ…と、
納得したのでした。
ベートーヴェンと夢のなかで対話したとき
彼が自身の日記に書きつけた
「オペラや他のすべてを捨てて お前のやり方だけで書け」
(*当時、オペラの作曲家はもてはやされていた)
ということばと
ハービーさんの運命を変えたストラマーのひとこと
「撮りたいものは全部撮れ。That’s PUNK!」
が、重なりました。
時代の流れに受動的に流されるのではなく
自分の視点をもって自分の判断で表現する。生きる。
本当の“自分らしさ”とは、コアなところに潜んでいる
爆発的なパワーをもつ自分の可能性に逆らわず
思いきり生きること。生ききること。
punkのもつメッセージがそういうものだとしたら
ベートーヴェンの生き方は、まさに
That’s PUNK! かもしれない…
そんなことを思いつつ、夜空を見上げたら
川崎町の夜空には満天の星がキラキラ輝いていました✨
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