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自分が本当に共感できる目標を ~正論では人は動かない~

こんにちは、minakoです。

今回は、成長を裏付ける理屈について書きました。
正直、私はめちゃくちゃやる気はあります。今の会社に注いでいる熱量は他の人と比べて間違いなく高いと思っています。
その注いでいるやる気を効率よく、成果に結びつけるには、理論に基づいて実行する必要があるのです。

今回はその理論をまとめた上で、等身大の自分の目標を定めるワークを行いました。

皆さんの参考になれば幸いです。

「成人発達理論」から考える個人の成長

「成人発達理論」とは?

成人発達理論とは、成人以降の人が持つ心の成長に着目し、そのプロセスとメカニズムを理論化した発達心理学の一分野です。ハーバード大教育大学院のロバート・キーガン教授が中心となり研究が進められてきました。

参照リンク

成人発達理論には「水平的成長」と「垂直的成長」があります。

「水平的成長」とは知性の拡大・スキルの質の向上につながる成長のことです。

「垂直的成長」はさまざまな視点や認識からものごとを柔軟に判断していけるようになる状態のことで、人間としての器の成長といえます。

ここでの“人間の器”とは、ズバリ動機のことを指します。具体的に言うと、自分のために動くことを器の量が小さいと定義し、社会のために動くことを器の量が大きいと定義します。

この話だけ聞くと、下記の図解の左図ように、水平的成長と垂直的成長はどちらも続けていくことが望ましいと言えるでしょう。

しかし、実際成功した人の多くは右図のようになっているのではないかと言います。

※注釈
図解に関しては本に書いてあるものではなく、私にこの話を教えてくださった方が著者の方とディスカッションした際の結論です。

図解

「成人発達理論」と実際から考えられること

ある程度、利己的にならないと水平的成長が得ることは難しいということです。

水平的成長を増やす為にはもちろんそのための努力は必要です。

ただ、その努力の動機はなんなのでしょうか?

社会を変えたいという動機だけで動ける人間は今の20代でどのぐらいいるでしょうか?

まず多くの人間は「お金を稼ぎたい」「モテたい」というところからスタートするのではないでしょうか?
という話です。

もちろん、「絶対社会を変える」という人間の器が大きいことが悪いとは言っていません。ただ、そのモチベーションで水平的成長ができず、30歳、40歳になっても実力はないのに大きな目標を掲げるぐらいなのであれば、20代のうちは例え自己的な欲求のためだとしても水平的な成長を行い、20代後半・30代になって垂直的成長を行なっていけばいいというのです。

ここで大事なことは水平的成長を行うための自分の一番の動機は何かを考えることです。

等身大の動機を考えるために

ビジョン・ミッション・バリュー

ビジョン・ミッション・バリューという言葉は皆さんなら聞いたことあると思います。

よく会社の理念を統一するために作られているものですが、これを個人でもしっかり定めることが大事なのです。

参照リンク

ビジョン:理想像
ミッション:使命
バリュー:価値観
と言われることが多いです。

では、この中で一番最初に決めるべきでないものはどれでしょう?

それはビジョンなのです。
ビジョンを決める会社も多くありましたが、ビジョンを先に決めたことを後悔する人が多かったそうです。

なぜでしょうか?
それは、人は夢だけでは動きにくいからです。

ミッションから決めるか、バリューから決めるかはどちらも意見はあるそうです。

今回はミッションを大事にすべきと言う立場を重視するもとで書いていきます。

バリューを大事にすべき理由

まずバリューを大事にすべき理由は、今の自分・組織が何を大事にするのかは人間の行動の中にあるという考え方です。

今の会社のメンバーなどを見ていると、他の会社よりも突き抜けて大事にしていることが必ずあるはずです。

例え自分の中で普通だと思っていたとしても、他より優れているところはコアバリューとなります。

がむしゃらにやればやるほど、このコアバリューというものは増えていくそうです。

コアバリューは他人と比較することで、自分の強みが見えてきます。個人間はもちろんのこと、他の会社のメンバーと自分の会社のメンバーはどう違うのかなどを知ることが重要となるのです。

ミッションを大事にすべき理由

これは今やっていることをどう熱狂させるかの方が大事です。やはり人間は情熱的に動いている方が強いからです。

それでは、自分のミッションを立てる上で大事なことはなんでしょう?

本当に自分が熱狂するポイントを知るということです。

綺麗事や自分に背伸びした目標では自分を奮い立たせることはできません。
どんな自己中心的でもいいからこのためなら頑張れるというポイントを自分の胸に手を当てて考えることが重要なのです。

その際に大事なことは本当の自分は他人と比較しないとわからないと言うことです。

自分の当たり前が人の当たり前でなかったりするのです。
そこを見つけることが大事なのです。

すごく納得したのは、
ビジョンは論理的で、ミッションは非論理的ということです。

熱狂するポイントがどんどん成長するにあたって変わっていくのが普通なので、ミッションには消費期限があります。

定点でミッションが更新されたかどうかを振り返ることが大事なのです。

ちなみに今の私のミッションは
「自分のやりたいと思った仕事(=現職)で、前職より稼ぐ!」です。

事業を伸ばしたいという言葉に嘘はないけれど、自分の本心は今はここです。

自分の器をアップデートしていくには?

自分の器(=動機)をアップデートするきっかけは主に2つだそうです。

1つ目は、他人から与えてもらった経験で、2つ目は、他人に何かをして成功事例となった時だそうです。

1つ目に関しては、本当に自分が変わる時というのは、自分ではなく他人にしてもらった経験なのです。

自分の欲求のために努力を行い、水平的な成長を遂げていくと、周りの人も変わってくるので、その確率が高まっていきます。

世の中の大半のことは自分の実力だけではどうにかなりません。その時の周りのご縁とタイミングが重要です。
運を味方につけることはその人の努力次第で可能です。

だから頑張るのです。

2つ目に関しては自分が共感してもらうだけでなく、自分が共感する側になろうということです。

本当に相手に共感する側になろうと思ったら、ありきたりな言葉ではなく相手に寄り添ったものを作る必要があります。

それは自分も正論では動かなかったように相手も正論では動きません。

相手のコアバリューを理解した上で一緒にミッションを作っていくかが大事なのです。

自分のために動くことから相手のために動けるようになった途端、その人の垂直的成長は達成されているのです。

その相手を後輩→クライアント→社会といったように広げていけるようになれば、垂直的成長は追いついてくるのです。

最後に

たくさん書いてきましたが、一番感じたのは自分の目標にかっこつけるなということです。
自分の胸に手を当てて自分が頑張れる状況を作っていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

minako

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