見出し画像

7.東日本大震災と絵本㊦

絵本作りのため、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町を訪ねたお話を前回の「ライオンデイズ」で書きました。
その後、描ける描けないではなく、自分なりに精いっぱいその様子を伝えられるようにと思い、何度も描き直しました。

災害時の絵を描くためには、その様子を写真や動画で見なくてはいけません。
それは目を背けたくなるような作業でしたが、被災された方はその場にいたのだと思うと、とても胸が苦しくなりました。

この大きな災害をいつまでも忘れないように。
親から子へ、子から子へ、世代を超えて伝え続けたい。
完成した絵本「しんちゃんのランドセル」には、一緒に制作したメンバー全員の強い願いが込められています。

二度とあのような悲しい出来事がないことを、被災地が一日も早く復興し、現地の方が再び穏やかな生活を送れるようになることを願うばかりです。

昨年、日本赤十字社新潟県支部さんと「赤十字防災かるた」を制作させていただきました。
新潟県も中越地震、中越沖地震など度重なる災害に見舞われました。
防災知識があるのとないとでは、災害にあった時に全く違います。
防災かるたの読み札には防災知識が書かれていて、遊びながら楽しく防災知識を身に付けることができるようになっています。
たくさんの子どもたちに使ってもらい、いざという時に防災知識が生かされると嬉しいです。

この二つの体験は私の中でとても大きなものでした。
このような素晴らしいプロジェクトに携わらせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

画像1

*「ライオンデイズ~いつも夢の近くに~」は2014年〜2017年に掲載されたものです。
文章は追記、修正している所もございます^^
記事は掲載当時の順番とは異なる事があります

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?