未来のあなたを創る。かしこい「しくじり」術
新卒時代にはじめて大失敗したときに、上司が私にかけてくれた言葉をコチラの記事に書きました。
あの時、上司がかけてくれた言葉のおかげで、私は失敗を恐れることなく、やりたいことにチャレンジできるようになりました。
そこだけ聞くと美談っぽい？
でも、現実は失敗することが怖かったり、
過去の失敗を今でも悔やんでいる人もいるかもしれない。
今回は、私が考える「これってしくじり（失敗）だよね」についてお話します。
先に挙げた記事で
「失敗はただの出来事」
だと書きました。
実際、そう思っています。
でも、世の中で失敗と言われているコトはだいたい5つのコトに集約されると考えています。
1．そもそも失敗に気づかない
気がつけば対処できたこと、自分が原因だと思わず人のせいにする（他責思考）
たとえば、会社員時代の後輩は、いつも必ずなにかを忘れる。
会議の資料、データを入れたUSB・・・
最悪どうにかなりはするのだけど、
「なっ、ないっ！！！」
必ずひと騒動あるのが恒例行事。
そのせいで、会議の進行が遅れたり、参加者の時間が無駄に奪われている、
ということに本人はまったく気づかず。
「これってさっ、チェックリストを作れば回避できることだよね？」
って本人に言ってもヒトゴト。
私が発した小言として、彼女の右耳から左耳に抜けていくだけ。
だから改善されず、どんどん信頼を失っていく。
周りがどんなにハラハラしても、
本人が気づかないと、次に繋がる改善がないので、救いがない。
2．時間を奪っているだけのことをやる
あなたが
「今日は良い一日だった」
と思うときってどんな日ですか？
何かを成し遂げたり、好きなことを存分にしたり、
「いい一日だったなぁ」
って思うときは、心に充実感があることが多いと思う。
反対に無意味なことをダラダラとやり続けた日ってどう？
「またやっちゃった・・・」
自己肯定感が下がるんじゃないかな。
明らかに自分の時間を奪うもの（ゲーム、SNSなど）は自覚しやすいけど、
中には頑張っているのに自分の大事な時間を奪うものがある。
学生時代を例に挙げると、中学から吹奏楽をやっていたので、高校でも吹奏楽部に入部したのだけど、私の高校の吹奏楽部は先輩が強く、
「先輩の言うことは絶対！」
ってカンジ。
新入部員の私は、毎日毎日、先輩に指示されて楽器を磨き続けた。
（もちろん、先輩たちの楽器ね）
来る日も来る日も楽器磨き。
夏にあるコンクールに出る気満々で入部したのに、楽器に触れる時間が減れば減るほど、へたくそになる。
そもそも先輩たちはコンクールに出る気もなく、新入部員たちに楽器みがきさせている間に、お菓子食べながら、誰かの悪口で盛り上がっているありさま。
これ、いくら下っ端だからって、続けてても未来はないよね？
早々に見切りをつけて、10日で退部。
日本では頑張ることが美徳とされているけど、無駄なこともある。
ズルズルと時間を無駄にすればするほど、望む未来からは遠ざかる。
今、やっていること、今、いる環境が自分の望む未来に繋がるのか、
冷静に判断することは大事。
頑張ればいいってものでもないことは、世の中ザラにある。
3．過去にとらわれる
過去にダメだったことにとらわれて、チャレンジできなかったり、自分を否定し続ける。
生きていれば、よほどのコトがない限り、日々起きる色々な出来事から気づきや学びを経て人は変化し成長するもの。
だから過去と今を一緒にすることは無意味。
トラウマ級のできごとに苦しんでいる場合もあるかもしれない。
それは信頼できる専門家（医療系のね。スピとかダメだよ）と一緒に乗り越えて行こう。
生きているってことは、前に進んでいるってことだから。
過去はただの過去。
なにも意味はないんだよ。
4．学ばない
失敗に限らず、どんな出来事からでも学びはある。
その学びや気づきを経て、人は成長するもの。
でも、何からも学ばない、こともある。
めっちゃ恥ずかしいけど、私の貴重なしくじり体験をシェアしよう。
20代の私は無敵だった。
30代前半もまだまだ無敵状態の余波が続いていた。
だから当時は
「結婚するならイケメンで、好条件で」
と正々堂々と言っていた。
（ああ、過去の自分のお尻を蹴飛ばしてやりたい）
中には、良い人もいたのかもしれないけど、
イケメンで好条件の男性の多くは曲者だった。
だから交際も長くは続かない。
なのに、私はなにも学ばずに、繰り返していた。
その結果が今よ！今！！
（50代、お一人様、猫とnoteとちいかわに癒される毎日←まぁ、楽しいんだけど）
たま～にさっ、思い出す人がいて。
地味で目立たないけど、いつも私の見方でいてくれて。
きっとその人と一緒になっていたら、また人生違っていたのかもって時々思う。
（って、思えるようになっただけでも、学習しているでしょ？）
人は学ぶことで、成長できて、自分の望む人生を歩けるんだよね。
5．なにもしない
とにかくなにもしない。
やりたいことがあっても、なにもしない。
なにか行動をしない限り、なにも起こらない。
パワーストーンを買って手首につけようと（これも行動って言えば行動なのか？）、占い師に占ってもらっていいこと言われても、
なにもしなければ気分が良くなっただけ。
人生で、やりたいことができなかったのって一番後悔すると思う。
とくに自分の心さえ決まれば、できる状態にあったのにもかかわらず、
なにもしないまま時間だけが過ぎる。
「あのとき・・・」
どんなに後悔してもしきれない。
だって望む未来を手に入れられなかっただけではなく、
そこには学びも成長もない。
どんなに小さいことでも、なにか行動することで、確実に前に進めるのだから。
私が考える5つのしくじり（失敗）について綴りました。
どれからも言えるのは、
どんな出来事からでも気づきや学びを得られること。
それらを改善したり、繰り返さないことで、
確実に成長できます。
生きるってことは、日々、学び、成長し続けることだと思うんですよね。
私はよく「進化する」って表現するんですけど。
気づき、学ぶことで人は進化し続ける。
今がどんなあなたでも、アップデートすることができるんです。
明日の自分に繋がる気づきや学びがある出来事であれば、それは失敗とは言わない。
ただの経験です。
明日の自分のために、今を精一杯、楽しみましょう！