精神科に通っていて思う事。
こんばんは🌃
いきなりですが、私は川崎市内の精神科や心療内科に通われている方々が自由な時間を過ごせる支援センターによく通っています。
いつもは和やかな雰囲気で、誰かの冗談に爆笑したり、絵を描いたりパソコンをいじったり、
畳スペースで休んでいらしたりなんですが。
大体はいつもそんな感じなのですが、時々、精神科患者だからこそ思う事を語り合って熱くなる時もあるんですね。
熱くなる、と言っても喧嘩腰ではなくて、あくまでもお互いの意見にうなずいたり、考えさせられたりなんですが。
先日、その支援センターで10歳ぐらい年下の男性利用者さんと精神科医療に関して熱くなりまして。
実は私の亡くなった母は、私が生まれる前後から統合失調症だったのですが、色んな事情が噛み合わず、勝手に通院と服薬を止めてしまったんですね。
しかも、それを当時、母の周りにいた方々がそれをほっといてしまいまして。
そんな母は、幻聴と被害妄想が酷く、毎日、いきなり窓や玄関を開けたかと思ったら、ご近所の方々へ罵声を叫んでいました。
私はひとりっ子でしたので、学校から帰ってきてから父が仕事から帰ってくるまで、どう見ても異常な母を毎日目の前で見ながら育った経験から感じた事を書きましたので、もしかしたら、この記事をお読みになった方の中で、不快に思われる方がいらっしゃるかもしれない事をお断り致しておきます。
私が何度も空回りを繰り返しながら、ようやく再び母を精神科に繋げる事が出来たのは、もう母が亡くなる半年前でした。
その事を男性利用者さんと話していたのですが、お互いに感じたのは、あきらかに精神科、もしくは心療内科への通院が必要だと思われる方を、どうやって医療に繋げられるのか?という事だったんです。(精神科への通院や薬に対して否定的な方々がいらっしゃる事を分かった上で、精神科への通院と服薬である程度まで、回復出来た者として、この記事を書いています)
その男性利用者さんとは、症状が出始めてから、少しでも早く医療に繋げる事が必要ですし、必要であれば、服薬も出来たら良いと言う共通認識が、ありました。
ただ、昔に比べればまだマシにはなっているのかもしれませんが、やはり日本と言う国は精神科領域の医療と繋がる事を、ご本人だけでなく、その周りにいらっしゃる、ご家族もあまり良しとしない、まだまだ敷居が高いよね、という意見も同じで。
私が通う支援センターの他の利用者の方々も、症状が出始めてから、実際に医療に繋がるまでの期間が年単位で間が空いてしまっていた方が多く、
「もっと早く病院に行っていれば、今のような状態にはならずに済んだかもしれない」と言う想いをお持ちの方もいらっしゃいます。
私自身も、症状が出てきたのは11歳でしたが、精神科へ通い始めたのは17歳の時からです。
キッカケは、統合失調症で医療と繋がっていない母を毎日目の前で見ていた事と、たまたまその日話をした内科の先生に、私の症状を話したら、「もう、今日のうちに精神科行ってきなさい」と、背中を押してくれた事がキッカケで今に至ります。
しかし、本人が精神科への通院を受け入れず、周りが繋げようとした場合、どうしても「人権」と言う言葉が出てきてしまいます。人権を無視しろ、と言っているのではなく、本人の人権を守りつつ、何とか医療に繋げる方法は無いかと、男性利用者さんと話していたのですが、結局、答えが出ないまま、話し合いは終わりました。
この記事を書いた理由は、私は母が、男性利用者さんは、義理のお兄さんが、精神科医療に繋がる事が出来たら、もっと状況は良くなるような気がしていたと言う状況があり、且つ、自分自身も精神科医療にお世話になっていると言う立場から書いた物です。決して、医療が全て、服薬が全てと考えている訳では無いことと、あくまでも精神科医療に助けられている者としての意見を書かせて頂きました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!m(_ _)m
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