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東京の甲州街道を歩く《六日目》【八王子・駒木野・小仏峠・小原・与瀬】

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いよいよ最終回です。今回は峠越えがあるので、はりきっていきましょう。朝から歩きますよ。

というわけで八王子駅へ

しばらくは商店街的なところを進みます。
ここの横山という地名も昔からのもの、ここにも宿があったとか。

少し路地に入り、産千代神社の境内に、

大久保長安陣屋跡の碑があります。ここに代官所があったとか。ウメがきれいですね。

さて、道を進むとツギハギの追分道標があります。

きちんと追分てます。

だいぶ来ましたね、日本橋が懐かしいですよ。

こちらには町田への分岐が。

さて、ここからは高尾までの一本道をひたすらに進んでいきます。これが前回の日野ー八王子間のようにひたすら長い。
並木はきれいですけれど。

ひたすらに歩いて、高尾を通り越し、高尾駒木野庭園に着きました。休憩スポットですよ。

美しい定演。カフェもあるようです。盆栽の展示もありました。

そして駒木野宿に到着、とても大きな看板がありますが

広場にはとくになにもないです。想像で補いましょう。

小仏峠に至るまでがまた長い!通り過ぎるバスは偉大ですね。

と、ここで心を慰める梅園が出現、そうです、高尾と言えば梅園。見事に咲いております。

そして句もあります。これは寄るしかないでしょう。
ひとしきり梅園を楽しみました。これはこれであり。

中央道の幾何学。
見上げてしまいますね。

マス?の群れ。

撮り鉄ごっこ。ああ、これに乗ると、六日間なんて歩かずに、数時間で長野まで行けますよ。文明ですね。

さて、やっとこさで峠のとりつきに到着。いきましょう。

急登がはじまる。普段ならなんてことないですが、ここまで歩いてきているので、少し足に来ますね。

とはいえ、景信山や城山には登ったことがあるので、小仏峠自体は経験済みです。サクサクいきましょう。

サクサク…

サクっと。小仏峠名物のタヌキです。

今までの道のりが見えます…!!

そして富士を拝む。これ、昔と景色自体は変わってないのでしょうね。

高尾山への道標でしょうか、普段は石碑に注目しませんが、こうしてくるといろいろなものが峠にはおいてありますね。

現代版道標。

道中にはこのような記もあります。ということは、やはり私のように歩く人がいるのでしょうか。

いい道…

峠を降りてから、次の宿に到着するまでも道のりがあります。ちょうど中央道の工事をしていて、賑やかでした。しかし、高速道路なんて普段は走るだけですが、見えないところできちんと支えられているのだなと、思われました。

しかし!!!小原宿本陣はしまっていた!
開門時間切れです。きちんとしらべましょう。
先を急ぎます。

もう夕方ですもの。本日、八王子を出てからずっと歩いてしかいない、それで陽が沈んでしまうのだ。

中央道を横断し、

とある神社に立ち寄ります。これはその手前のお寺です。

かなりうっそうとした階段を上っていきます。

そして、与瀬神社です。これは、甲州街道を歩く人々が必ず立ち寄っていたと言われる神社であり、私も立ち寄っておこうと思いました。
しかし、夕暮ということもあり、とても薄気味が悪い…
かなり山の中の奥まった所にあるので、お参りをして撤退をします。
後ろ髪を引かれるような気持がすると、急な階段で尻もちをついてしまいました。ああ怖い。
このまま降りていったら江戸時代だったらどうかしらん。あな恐ろし。

そんなことはなく、無事相模湖駅に戻れました。
と、いうことは?東京都を越えて甲州街道を歩ききったということです!
いやはや、よかった…達成であります。

今日も多くの人々が、東京と甲斐を行き来しているのです。

Fin.

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