東京都の甲州街道を歩く《二日目》【新宿・下高井戸】
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引き続いて東京の甲州街道を歩いていきます。
今回は二日目で、新宿から高井戸宿までを行きます。
とはいえその前に、前回後回しにしてしまった新宿周辺を探索。
まず新宿の迷宮をうろついて、やっとこさ太宗寺を発見
ここに江戸六地蔵のひとつがあります。
これは東海道、奥州道、中山道、水戸街道、千葉街道、甲州街道にそれぞれ置かれた地蔵であって、甲州街道のもの。
今でも残っているなんて素敵ではありませんか。
それから塩掛け地蔵尊なるお地蔵様もおりました。
雪をかぶっているようですが、塩なのです。
そして新宿三丁目の銘店、追分だんご本舗。
この団子屋さん、恐ろしいほどに深い歴史をお持ちである。
今の位置に移ったのが1698年頃とあり、由来はさらにさかのぼる。
歴史ある団子をいただきました。
さて、新宿探索はこの程度にして、道を進みます。
新宿を離れて、甲州街道(国道20号線)へ。
さっそくモニュメントが。
これは玉川上水のモニュメントで、その上水というのは、多摩川上流から江戸城のあたりまで、1654年頃に水路を造ったものですが、それの記念碑です。
知られざる水都江戸。
都会の幾何学。
直線と曲線の交差。
感心している場合ではなく、この国道20号線沿い、結構排気ガスがすごいです。
ここまでしばらく歩いてきましたが、たまらず路地裏に回って、そちらを歩くことにします。京王線も近いので、京王線沿いに歩いていけばOK。
とはいえ。ところどころにお地蔵様の類などのものが安置されている。
これ、ずっと平坦な道だから歩いて行ってしまうのだけれど、1時間に1度は足を止めて休んだ方がいいと思います。
とはいえ、ちょうどいいところに公園があったりすることはごくまれなので、そのあたりの体力・時間調整が難しいところ。
ベンチがあったら、次どこで休めるのか、今休むのか、決断を迫られる。
またもや夜の帳が下りてしまった。
下高井戸駅まで到着、今回はここまでとします。
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