ビタミンの秘密 part①
本日はビタミンについてお話ししようと思います。まずビタミンとは何か、いつも話している定義に当たる部分から始めましょうか
ビタミンとは「生体内の様々な化学反応に必要な微量栄養素」です。 いつもながらわかったようなわからないような感じですよね。一言でいうと体に必要な栄養素ということですね。そしてそのビタミンは多くは体の中で作られないので食事でとる必要があるということです。
ビタミンには大きく二種類あります。体に貯蓄できるのとできないのです。貯蓄できる方を脂溶性ビタミン、できないのを水溶性ビタミンといいます。それで、皆さんお待ちかねですね具体的には
脂溶性ビタミン
①ビタミンA
②ビタミンD
③ビタミンE
④ビタミンK
水溶性ビタミン
①ビタミンB群
B1、B2、ナイアシン、B6、B12、パントテン酸、葉酸、ピオチン
②ビタミンC
こんな感じです。脂溶性ビタミンの簡単に覚え方があるんですよね、アルファベットを入れ替えてDAKEとします。つまり脂溶性ビタミンはこれDAKE、みたいな感じで学生の時は覚えてました。
さて、先ほども伝えたんですけど脂溶性ビタミンはは体にためれます。その性質上、貯まりすぎることもあるんですよね、それを過剰症なんでいったりしますけど。逆に水溶性ビタミンは過剰摂取しても尿になって排出されるので過剰症になるのは基本的にはまれですね。
今日はそんな減っても増えすぎてもダメな脂溶性ビタミンについて話します
・ビタミンA
役割;目や皮膚に作用するビタミン、免疫にも関与
欠乏の原因;食事、吸収障害、需要増大
欠乏の状態;夜盲症(夜目が見えにくくなる)、ニキビ、皮膚乾燥、易感染性
代表的な食品;ウナギ、レバー、ニンジン、ホウレンソウなど
過剰症;急性症状:頭蓋内圧亢進症状(頭痛、嘔吐など)
慢性症状:脱毛、骨病変など
こんなかんじです。役割は目や皮膚について作用するものでほかにも免疫にも作用します。
原因は食事でとる量がへるのか、体がうまく吸収できないのか、それとも体のほうからの需要が増えたのかですね。
ああ、不足している状態を欠乏といいます。よく聞きますよね、医療用語って意外と漢字だと意味がきちんと分からなくてもなんとなく雰囲気でわかったりするんですよね。
欠乏すると、これが有名ですかね、夜盲症といって読んで字のごとく夜に目が見えにくくなる状態ですね、ほかにもニキビや皮膚が乾燥しやすくなったり病気になりやすくなったりします。で、ビタミンの話をすると必ずといっていいほど、これを食べればいいみたいな話がセットになるのですけど、個人的にはあまりそこに重きを置きたくないですよね。そこばっかり目が行くとビタミンって結局なんなの?という一番伝えたいのが伝わらないと思うんですけどね。一応は載せていますが、ほかにもたくさんあると思うのでこれに関して言えばネットとかを見ればいいと思います。
そしてとりすぎた場合、過剰症ですね。急性症状としては頭痛や嘔吐、慢性症状としては脱毛とかですね。あくまで一部ですのでほかにもあるかとは思います。
・ビタミンD
役割;日光を浴びることで体内でも合成されるビタミン。カルシウムやたんぱく質の吸収を増 加。肝臓や腎臓で活性化され調節している。
欠乏の原因;日光不足、食事、吸収障害、肝臓・腎臓での活性化障害
欠乏の状態;くる病、骨粗鬆症
代表的な食品;きくらげ、鮭、干し椎茸
過剰症;結石。高カルシウム血症
次にビタミンDについてなのですけど。最初にビタミンは自分の体だけでは合成できないと話したのですがこれは例外です。このビタミンは日光に当たると自分の体だけで作られるです。へぇーって感じですよね。よく聞きませんか?日に当たらないと体に悪いって。その原因です。
主にどんな仕事をしているかというとカルシウムやたんぱく質の吸収を腎臓や肝臓でしやすくしています。
欠乏の原因としては、いろいろ挙げているのですけど一番は日光に当たらないことですね
そして日光に当たらないとどうなるかというと骨粗鬆症をはじめとするいわゆる骨の病気になりやすいです。
日光に浴びすぎて過剰症になることは少ないとは思うのですけど食事とかで増えすぎると結石や高カルシウム血症なんて言われる体の中にカルシウムが増えすぎた状態になります。
・ビタミンE
役割;抗酸化作用、血管の拡張に関与している
欠乏の原因;例外的に起きにくい
欠乏の状態;溶血性貧血
代表的な食品;かぼちゃ、アーモンド
過剰症;
ビタミンEは役割としては抗酸化作用、血管の拡張に関与しています。拡張というのは伸びチジミのことなんですけどここで話を詳しくすると日が暮れるのでまた別の機会で。このビタミンは例外的に欠乏しにくいのです。全くしないわけではないのですけど、欠乏すると貧血になります。ここではされっと流しますね
・ビタミンK
役割;血液凝固因子の合成、
欠乏の原因;吸収障害、薬剤、新生児(発達が未熟で体内合成できない)
欠乏の状態;出血傾向、
代表的な食品;納豆、ホウレンソウ
過剰症;溶血性貧血
そして脂溶性ビタミン最後にKですね。これは血液凝固因子の合成の作用があります。といわれてもわかりませんよね。そもそも血液凝固因子って何ぞやというと、血液を凝固つまり固める作用を持つものを作ります。
欠乏するとどうなるかというと血が固まりにくくなるので出血しやすくなります。原因は吸収障害や薬剤でワーファリンなんかが有名ですね。ワーファリンは血液をサラサラにする薬で固めるビタミンKとは反対の作用があります。過剰症になると貧血になります
今日もだいぶざっくりしましたけどなんとなくどのビタミンがどんな仕事してるかイメージがついてもらえたなら幸いです。では今日はここまで
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