神戸文学館×文アルコラボ-其の弐-に行ってきましたレポ。-自由軒もあるよ!-
文学フリマ大阪11の前日(2023/09/09)、売り子さんが関西に来られるので、一緒に神戸文学館に行ってきました!
私は今回で3回目の来館で、初めての来館時の展示は横溝正史展でした。
その時も思ったのですが、本当に無料でいいのか……と。
空間としてはコンパクトですが、建物も素敵だし、展示も作家個人の記念館とはまた違う良さがあって、楽しい空間でした!
特に、今回は文アルコラボの第二弾ということで、ゆかりの作家と神戸の繋がりがピックアップされた展示になっていて、「そんな縁があったのか!」など、新たな発見が面白かったです。
展示では、色んな作家を取り上げているので、あまり深堀りしたことのない作家の知識も増えて、また読みたいものが沢山増えてしまいました……(嬉しい悲鳴)
特に面白いな、と思ったのが、吉川英治先生の『新・平家物語』と井伏鱒二先生の『さざなみ軍記』の比較展示でした。両作の読み比べ、いつかやってみたくなってしまった。(吉川先生のほう、めっちゃ時間かかりそうだけど……文庫16冊……)
文アルのキャラとして、等身大(?)パネルがあるのもゲームのいちファンとして嬉しいのですが、展示がちゃんと著作への誘導になっているのが良いなと思いました。
やっぱり、作家である以上、自分自身のことより、自分の生み出した作品を知ってほしいと思うでしょうし。
常設展示のほうも、神戸の文化の発展を追いながら、時代区分ごとに、その当時に活躍した神戸の文芸と作家がまとめられているので、神戸の文学史としての流れが把握しやすいのもありがたいです。
パネルやケース内の展示のほかに、作家が愛用した机やピアノが飾ってあり、雰囲気ごと楽しめるのも嬉しい。
女性作家の机と男性作家の机を見比べて、売り子さんとあれこれ想像するのも楽しかったです。
帰りに図書コーナーで見つけた、妹尾河童先生の『河童が覗いた〇〇』シリーズが置いてあり、その一部が拡大パネルになっていたんですが、その描写の細かさに、二人で静かにテンション爆上がりしてしまいました!
そして、帰宅して『河童が覗いたニッポン』を密林でポチろうとしたら、今密林に置いてないんですね……気長に探します。
欲をいえば、アクスタ完売が残念だったのと、まわっている時間が無かったのでラリーの証明書がもらえなかったのが心残りではありましたが、本命は展示なので、ヨシ!
神戸文学館さんは食事が出来る施設が併設していないので、お昼は駅ナカのカフェで済ませました。
売り子さんが、関東の方なのですが、神戸のパン美味しい美味しい言ってくださるので、神戸になんの所縁もない関西人ですが、嬉しくなりました。
いや、ほんと、フラッと適当に入っても美味しいもんな、神戸のパン。
志賀先生が城崎滞在中に毎朝神戸からパン取り寄せてただけのことはあるよ。
このあと、横溝文化祭のプレイベント(横溝発表会&読書会)に参加してきました。
ご興味のある方はそちらの記事も下記からどうぞ。
大阪・自由軒にも行ってきました!
さて、恒例の文学さんぽメシのコーナーです。
横溝イベントが終わって、売り子さんに関西らしいものを食べてもらうべく、難波の『自由軒』に行きました!
<無頼派>の一人、織田作之助の愛した名物カレーが有名なお店ですが、カレーだけでなく、洋食屋さんでもあります。
ので、カレー食べられないけど聖地巡礼はしたい……という方も、安心して行ってみて下さいね。
店内の雰囲気は、ザ・大阪の大衆食堂って感じで、きどってなく、初めてのお客さんでも距離が近い、ワイワイした空気。
名店なので、どんどんお客さんが入ってくるし、普通に見ず知らずの兄ちゃん二人組と相席になる。
兄ちゃんたちは、パッと決めて、サッと食って、出ていかれたんですが、途中、私たちの注文が忘れられているのに気づいて、「店員さん呼びましょか?」って気を使ってくれたりして、ナチュラルに世話焼いてくれるのも、大阪ぽいなって思ったり。
私は、エビコロッケと名物カレーのセットを頼んだのですが、エビコロッケの写真撮り忘れましたね……。何やってんだ_(:3 」∠)_
きっと、アツアツのを食べた過ぎたんですね……食欲が勝ち過ぎた……。
カレーは中辛という感じで、卵を混ぜてちょうどいい感じになる辛さ。
一口目で「辛っ!」てよりは、飲み下すときにじんわりと辛さが効いてくる感じ。
レトルトでも自由軒さんのカレー売ってますけど、それよりは辛いかな。普通の方より、黒ラベルカレーの方に近いかも。私はレトルトの方は黒ラベルが好きだったので個人的には嬉しい。
普通にひと口食べて、卵まぜまぜして食べて、半分くらいでソースかけて味変して、と変化を楽しみながら食べました。
コロッケも揚げたてサクとろ~で、しあわせでした。
あつあつのホワイトソースをはふはふするのって、なんであんなに幸せなんでしょうね。だから写真撮り忘れるんですね。
満腹で満足でした! また食べに行きたいです! ごっそさん!
カレーで辛くなった口が次に求めるのは、甘いモノと決まっているので、やっぱ551のアイスキャンデーで〆でしょう!!
関東では551の豚まんは知られているものの、アイスキャンデーはあまり認知度が高くないらしく、売り子さんも初めてだったらしいので、是非にと自由軒から徒歩1~2分の551難波本店へ連れて行きました。
豚まんは常に行列が出来ているのですが、アイスキャンデーは別の窓口なので、サクッと買って食べ歩きが可能です。
店の厨房がガラス越しに覗けるので、豚まんが手早く作られるのを眺めながら、アイスキャンデーを美味しくいただきました。
あー! 難波にいたのに、りくろーおじさん寄るの忘れたーっ!!
という、心残りがあるので、年内にもう一回難波行きます……。