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日本語教育の話 #1 N3〜5向けの導入の一例

「日本文化といえば、漫画とアニメでしょ。」となりがちで、日本語のクラスでの導入ネタが少なくて困っている時に、日本語能力の高い留学生から教えてもらった本の1ページがヘッダーの画像です。

本のタイトルは、Fun Facts about Japan。Amazonなどで電子版が購入できるので、気になる人はぜひ参考にしてください。英語での説明もついているので、N3〜5の英語圏出身の留学生や英語が堪能な留学生だと特に効果的に授業の導入ができました。ただ一方で、英語があるので、日本語の表現のレベルを上げすぎたり、日本語を提示し忘れたりするとあまり意味がないので要注意。日本語での言い換えが実は難しくして導入で時間が掛かってしまって本題の授業が、、、となることもありますが、ご愛嬌ということで意外と留学生にウケることもありました。そういう意味でいい導入かなと思っています。日本語でっかちになりがちな日本語授業だからこそ日本文化紹介の視点も大切だなと思う日々です。

短めですが、日本語の授業で使ったネタも時々紹介していく予定です。


日本語教師、日本語教育関係の経歴 

大学時代、日本語教師養成の学部に在籍。博士前期課程(修士課程)に在籍時、日本語教育に関係する科目を受講しながら、比較文化・文学に関する論文で修士(文学)修得。修士修得後から私立高校で、主に活動中心の日本語授業や日本文化入門の授業を担当(来年度で5年目)。日本語教育能力検定試験(2020年度)に合格。

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