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海外旅行日記 withまつり      【トランジット韓国編】

TOM JAPANのメンバーまつりと海外旅行へ。
アメリカへ向かう途中、一緒に立ち寄った韓国。

旅先の刺激やワクワクもたっぷり。
その中に、車いすならではの“ちょっと苦労”が
顔をのぞかせます。

そんな私たちが体験したエピソードを共有します。
日本との違いを楽しんでもらったり、
海外に行くときの参考にしてもらったりしたら嬉しいです。

仁川(ICN)国際空港

トランジット韓国でのバリアフリー事情

トランジット移動中!

1.韓国空港のトイレ事情

■流すボタンが背中側
背後に設置されているため、振り返らないと押しづらいのが難点。

■トイレットペーパーが高い位置
トイレットペーパーも背中の上部あたりにあり、手を後ろに回さないと(肩を水平外転しないと)取れない設計。

「トイレの位置やばかったんだけど」
と帰ってくるなり、まつりが報告してくれました(笑)

無理な姿勢になりがちなので、介助がないと取れない人もいるかもと思いました。


2.ターミナル移動のシャトルバス

私たちは別の航空会社での便を取っていたので、ターミナル移動が必須。
シャトルバスでの移動15分程度かかって思ったよりも遠かったです。

■乗降口の段差に苦戦
バス入り口に、観光バスのような三つの大きな段差が出没。

「どうする?」「行ける?」
とまつりと悩んでいるところへ、
優しい韓国人の男性が何人か声をかけてくれました。

あまりの荷物の多さだったので、ジェントルマンな韓国人に救われました。

彼らの協力により、見事にバスに乗車成功。
降りる時も荷物を手伝ってくれて助かりました。
旅先で出会う人の思いやりって、本当に心にしみます。


3.格安航空での車いす対応【番外編】

学生の私たちにお金に余裕はないので…格安航空(Air Soul)を利用。
電動車いすユーザーではあまり選ばれない選択肢かもしれません。
ドキドキでしたが、どうにか乗れました!

■バッテリー情報で大混乱
チェックイン時、
スタッフから「これってニッケル?リチウム?バッテリーのワット数は?」
と質問されます。
これはどの航空会社も同じだと思います。

ただ、機内に持ち込むのかなどは航空会社によっても違うみたいです。
電動車いすの対応になれていない様子で、確認作業だけでかなり時間がかかりました。
機内では、座席でずっとバッテリーを持っているという初パターンでした。日本⇒韓国の短い時間だからよかったですが、長旅だとしんどいかも…。

機内ではバッテリーはこんな感じで持ってました

■事前準備が鍵
バッテリーのラベルやワット数、車いすのサイズなどをメモしておいたり、英語で説明できる資料を用意しておいたりするとスムーズだと思います。
ちょっと面倒な手間ですが、知っておくだけで安心感が全然違います。

ANAが使用している、ご利用状況チェックシートの情報を準備しておくと良さそうです。

ANAの公式サイトより

ひとつひとつ困りごとが出るたびに、
「この旅、大丈夫かな」とドキドキすることもしばしば。
でも、その分、人の優しさを感じたり、
まつりと「何とかなるさ!」と笑い合ったりすることで、
旅がいっそう特別なものになりました。

「こんな小さな壁も海外だと大きな不安になりがち……」
と思うかもしれません。
だからこそ、こうした経験を共有し合う場があると心強いよね
という話から、“身体困りごと相談場所”のオープンチャットもつくりました!

もし同じような悩みを抱えている方や、役立つ情報を交換したい方は、ぜひ、オープンチャットのぞいてみてください。
旅の話から日常生活の工夫まで、ざっくばらんに話せる場にしていきます。

みんなで情報や体験談をシェアすることで、
世界は少しずつ優しく過ごしやすくなっていくと信じています。

車いすユーザーのまつりと一緒に経験した韓国トランジットの小さなハプニングが、どこかで誰かの助けになれば嬉しいです。

次は、新たな国でどんな体験に出会えるのか。
期待とちょっぴりの不安を胸に、私たちの旅は続きます。
アメリカ編も乞うご期待!

皆さんも、ハプニングありながらでも素敵な旅ができますように
──そして、そんなストーリーをいつか共有し合えることを楽しみにしています。



まつりのインスタに車いすで飛行機に乗る方法がわかりやすくまとまったリール動画もあるので是非チェックしてみてください!


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北島未菜
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