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焼き菓子屋開業計画:番外編

2021年10月24日
開店して11日目

記事の内容をざっくりまとめると

・10月2日からありえないほど大変だった件

・たくさんの人に助けられてありがたい

・夫のおかげ

・親に報告問題が解決

詳細は以下に

・10月2日から大変だった話

厨房が使用可能になった
10月2日から突っ走ってきました。

早朝から夜遅くまで
お昼ご飯を食べることもうっかり忘れたり
休憩もほとんどなしで
トイレすら行き忘れて
ひたすらオーブンや生地と
向き合って、
それでも高校生の息子の
朝ごはんを用意し、お弁当も作って…
バタバタで作るまかないスープ
が夕飯みたいな数日間

・たくさんの人に助けられてありがたい

そんな時、コロナ禍で
レポート、レポートと忙しい
大学生の娘が
レシピと材料を用意してくれたら
夕飯作ると言い出してくれました。

パン屋のパート仲間や妹や
お友達がふらりと現れては
手伝いをしてくれて
さっそうと去っていく

食べてね!と差入れを置いていってくださる方

等々かっこいい人たちがたくさん


とにかく

「ありがとう」

「感謝です」

「どうやってお返ししたらいいのか」

という言葉しか
口からでてなかったです。

こんなにも沢山の人に支えられてるという気づき。

少し前に
35年来の一番古くて大切な友人を亡くしました
この友人は、私が人が怖くなってしまった頃には
「もう友達はこの人だけでいい」
まで思っていた人でした。たった一人
家族以外でなんでも話せて、叱ってくれる
そんな人を失って
寂しくて、辛くて、とんでもない孤独感に
うっかり陥りそうでしたが、

この大変すぎる時期に、
生きていて、いつの間にか増えていた
とても大好きで、大切に思える人たちが
私にはできていたんだと実感。
しかもその人たちが行動までしてくれて
おかげでものすごい勢いで押し上げられました。

まさに感謝の連続

10月8,9,10日のプレオープン
13日からのグランドオープンと
niwatocoマルシェの開催が重なり
限界まで働いて

開店祝いにと
沢山のお花をいただく事が
ひと段落してきたころ

会う人会う人に
直近まであっていた人にまで
痩せた痩せたと心配され

お花より栄養ドリンクを
沢山いただくようになってまいりました(笑)

さすがに、これでは続かない

ラムレーズンサンドも作りたい
アレルギーフリーの生ケーキも作りたい
人気だったスノーボールも復活したい
焼きドーナツもやりたいし
マフィンも増やしたい
ナッツも乳も卵も使ってない
けど量産できるお菓子を増やしたい
等々の作りたい欲を封印して

まずはルーティーンを作ろうと
夫がいい出してくれて、
計画をたててくれて

売り場の充実と、きちんと19時までには
お店をでて帰宅する
の二本柱を目標に

動き始めて4週目、開店2週目にして
やっと少しだけ、遅くても20時には
自宅に戻れるように調整しました。

さて、そんな日々の中

親にまだ報告してない問題解決

唯一の引っかかりとなってた
親にまだ報告してない問題

昨年、実家の庭に小屋を建てる、とか
実家の一部を改装させてもらって
製造許可付きキッチンを手に入れる

という話をしていた時
私にも答えがみつからず
しかもとても触れにくい夫の復職について
どうするのかと聞かれたり
失敗した時の心配ばかりをされ、
もちろん、親としては当然の心配と
理解はできても
とにかく「夜も眠れない」
などと言われてしまって辛くなって
以来、お店を持つことについては
一言も話題にしないように
しておりました。

当時は両親と同じく
反対していた妹でしたが
今は毎日手伝いに来てくれるほど
協力的で、客観的なアドバイス
をくれたり
とてもありがたい存在に
なっています。

その妹が、
なかなか親に言い出せずにいる
私をみかねて
間に入ってくれることになりました。

妹から聞いた話では
当然母は驚いて、案の定
あれこれの心配について
いい出したようですが、
妹が、今いっぱいいっぱいの人に
余計なことを言わないようにと(笑)
いい大人なんだから
考え抜いての計画なんだから
などと伝えてくれたおかげで

割とすぐに、
「じゃあ知り合いに宣伝しなきゃ」
と言い出してくれたそうで

直後に、娘の成人式の準備で
デパートに一緒に行った時に、
「でもお父さんには自分からいうよう」
と言われてしまいました💦

父は古い時代の人間なので
男は稼いで一家を支える
妻が稼ぎにでるなんてとんでもない
が当たり前だった人なので
前に自宅を改装させて欲しい
話を出した時も条件として
「夫が定職についたらね」
でした。
そして、夫が復職することは
ほぼなくなった今
どうやって伝えようかと悩みました

・夫のおかげ

今、夫の協力なしには
とてもお店はまわりません。

お店を作り上げるところからも
もちろん
経理的なこと、事務的な事
材料の管理から、働き方改革まで
してくれています。

そして、そもそも
今私がこうしていられるのは
結婚してすぐに
やりたいなら徹底的にやった方がいいと
お菓子教室に通う事も
パンの講師の資格をとることも
自宅でパン教室を開くことも
全面的に肯定し協力してくれた
その延長線上にあるのです。

夫のおかげで夢がかなっている

こういう話をしなくては

それにはちょっとまとまった時間が
欲しいな

とグズグズしていたら

せっかちな母が父を連れて
結婚記念日の10月24日
お店にご来店

話す手間が省けた・・・(笑)
結果的には
おめでとうと言われ
「言ってくれればお花を贈ったのに」
と少し残念そうに言われ
本屋のオーナーさんに
「くれぐれもよろしく」と
頭を下げる様子に
感謝と申し訳なさが...。

とはいえ、最後の心残りが
解消されて気が緩んだのか
初めて昨日は
「どっと疲れた。」と
感じました。

ですが、その後すぐ
開業前にzoomで
お店を開業したい人のための
勉強会を開いてくださった
豊川の人気焼き菓子店
ノワゼット
の店主えみこさんが
お花をもって来てくださり
お菓子作りとお店のあれこれを
お話し、共感しあい
本当にありがたく心強い
いいお時間を過ごせました。

そしてとっても元気回復

まだまだ、高校1年の息子の事など
色々ありますが
それでも、とにかく
全力でお店に向き合う準備が
しっかりできました。

健康に気を使った
でもおいしいお菓子で
沢山の人に喜んでもらいたい

この想いを果たすことができる
環境が整ったことに
心から感謝です

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粉粉-konakona-
大切な人に食べてもらいたい、安心安全でシンプルな材料で手作りのお菓子を誠実に丁寧に作れる範囲内で売る、みんなに愛される小さなお店を開きたいと思っています。