職場と自宅を同じキーボードに
ジョブズ先生の服装は「私服の制服化」などと言われ、よくミニマリストのファッションの例として紹介されますが、私も職場と自宅の服装は全く同じモノトーン系のものを2〜3着用意し、ジョブズならぬ「山岡士郎スタイル」と称して毎日同じ格好をしております。
ネクタイに至っては、借金玉さんの『発達障害サバイバルガイド』にならいワンタッチネクタイを愛用し、職場に置きっぱなしにした色違いのものをローテーションしており、この「職場に自分のモノを置きっぱなしにする」方法については、荷物も減らせて忘れ物が無くなるので、昼ごはんのインスタント味噌汁からスーツや革靴まで多用しています。
通勤のダウンサイジング計画
そのように面倒くさいことから逃れるためには、仕事でもプライベートでも省力化できるものはどんどん取り入れている中で、唯一キーボードだけは2年以上カバンに入れて毎日持ち運んでいました。
打鍵感・マルチペアリング・メンテナンスといった条件から、誇張ではなくHHKB以外のデバイスが使えない身体になっていることもあって、職場と自宅を同じ環境にするために必然の行為としてHHKBの運搬を受け入れていたのです。
恐るべし、HHKB。
そんなに好きなHHKBでしたが、この年末に年賀状じまいの決断をしたのがきっかけで、色々な意味で身軽になろうと思い始めたら、急にキーボードを毎日持ち歩くのが億劫になってしまいました。
そして、「できることなら手ぶらで通勤してみたい」と、ライフスタイルの変更について大真面目に検討。
結果、職場に置きっ放し用のキーボードを一台買い足すことになった次第であります。
買うならどんなキーボード
「せっかくキーボードを買うなら、新しく違うものを試してみたい」とも考えました。
HHKB Studio、nuphy Air60 V2、Keyball44…
こういうのは、検討している時が一番楽しいかもしれません。
HHKB Studioについては2023年10月に発売されたHHKBの新製品で、マウスを使わずに操作を完結できるという点が魅力だと思いました。
また、NuPhy Air60 V2はロープロファイル、Keyball44は分割式で親指トラックボールという仕様が興味を惹かれたポイントです。
しかし、私が保守的になったのか、HHKBと合わせて使っているKensingtonのExpertMouse が好きすぎるからなのか分かりませんが、過去にLogicoolのG913 TKLを2台売却してHHKBに乗り換えた時のように、強い衝動に突き動かされなかったのは自分でも意外でした。
そして、その原因が何となく分かったのです。
自分が欲しいのは、ポインティングデバイスと統合したHHKBではなく、Professional HYBRID、もしくはその正統進化系のキーボードであることを。
「もし、HHKBの分割キーボードが出たら即行買う!」
「白」か「雪」か
ということで、一周してHHKB Professional HYBRID Type -S の英語配列を買うことに決定しまして、カラバリだけは違うものを試してみることに。
「白」か「雪」か、それが問題だ。
「白」のレトロ感溢れるルックスも大好きで捨てがたい。
「雪」はロゴも無く真っ白で格好いい。
散々悩んだあげく、デスクが白系なので今回はHHKB Professional HYBRID Type-S 無刻印/雪(英語配列)をお迎えすることにしました。
無刻印の美しさ
どうですか、このカッコいいボディ〜!
「墨」モデルは刻印ありでも文字が目立たないのでパッと見では分かりませんが、「雪」は無刻印の美しさがより映えます。
打鍵感については、気のせいか「雪」の方がタッチが軽くなるような感じがあり、寿司打でも得点が高くなりました。
二つのキーボードを並べてみると、どちらのカラーにも良さがあって、頭の中で、ポール・マッカートニー&スティーヴィー・ワンダーの名曲、「エボニー&アイボリー」のイントロが流れてきます。
アイボリーなら「白」モデルの方がピッタリかもしれません。
私はコレクターではないのでこれ以上買い足すことは無いと思いますが、本音を言えば「白」も欲しいです。
まとめ
「雪」については、あまりに無刻印が映えるためイキり過ぎと思われそうなので、今まで通り「墨」を仕事用で使って、「雪」は自宅用にしておこうと思います。
いずれにしても、これからは持ち運ばなくても職場と自宅でHHKBが使えるようになったわけで、とても良い買い物をしたと満足しております。
最後に、私の夢がかなった瞬間をシェアさせていただきます。
分割式のHHKBを操作するGIFです。このnoteの記事は、分割式HHKBで書きました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。