オリオン大戦の思い出

かつてプレアデスには数え切れないほどの星があって、まぁ誰も数えようとしないからね、ほんとうに無数の星々がそこには存在していた。
あるとき、この世の第二次世界大戦なんかよりもはるかに容赦ない宇宙戦争が起こって、オリオンの連中が攻め込んできてね、あたしたちプレアデスの星々を次々ぶっ壊しちゃったのよ。惑星ベジータみたく、ほんとうに星ごと砕け散っていった。
戦争の愚かさを学ぶだとか、オリオン大戦にまつわるカルマを持ち越した者たちが現在の地球に多くいるのは、スピリチュアルに詳しい人ならご存知のとおり。

でもね、ちょっとだけ、
地球の人々にはあまり知られていない話を付け加えるとね、戦争などにはまるで無関心だったわたしたちは、
『そっか、宇宙にはとんでもない愚か者たちが実際にいるのだ─────』。
ということを理解して、何があろうと部外者は立ち入れない閉鎖された世界を創造することに決めた。無限に小さな存在である『点』を、内側から膨らませてそのなかに世界を創る感じかな??
具体的な方法はここでは(地球にいては)説明できないけれど、オリオン大戦後のプレアデスでは、外部と接点を持たない世界を創造するのがある種の流行りになり、そんなわけで、地球からプレアデス星団を眺めても、ごく少数の星しか現在では見えないようになっている。でもほんとうは今でも星は無数にあるんだけどね。あたしたちは絶対に外宇宙とは接点を持たないって決めたのよ。

思考と感情さえあれば何でも自由に創造できる、とは言っても、完全に閉鎖された世界を創造するのはそんなにカンタンなことではなくてね、文字どおりの『完全閉鎖状態』にすると世界は滅びてしまうので、オリオンの馬鹿どもには絶対に発見できない形で出入口を確保する必要があり。
分かります?何らかの形で外の世界との接点があり、何らかの形でエネルギーが交流していないと世界そのもの頓死してしまうのよ??なのでそれをどうするかは考えどころ、工夫のしどころ。
とはいえ、世界を創造してそこに文明を築くのは愉しかったです。出入口という制約のほかに、持続時間が無限ではない、という制約もあったんだけど。予定どおりの期日(※地球時間でたぶん25920年相当)文明を維持できたので、わたしたちはとても満足しました。

ひとことで日本人と言っても、琉球人と津軽人ではずいぶん性質が違うように、ひとことでプレアデスと言っても谷村新司さんとはだいぶ別の地域に住む別の気性の持ち主ではありますが。いちおう広い意味ではあたしは彼と同郷なのです。

最近、逝去された谷村さんに、
プレアデスに還れて羨ましいなぁ、
とか語りかけたら、ちょっとプレゼントを置いていってくれました。
『おれはもう要らないから』
『やるよ!』
とかって。

そんなわけで今回は、
谷村新司さんの昴を
メロディーラインだけ1オクターブ上げて
歌ってみました

(※昴とプレアデスは同じ星々の名前です)

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ミミィ
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