スカジャンサイクルジャージ欲しさの横須賀サイクリング(からのほぼミウイチ)
去年の秋だったか、冬用のグローブを買いにワイズロードお茶の水レディース館に行ったときに、「横須賀サイクリング」の台紙が置いてあって、完走すると抽選で当たるスカジャンサイクルジャージに一目惚れ。
「横須賀サイクリング完走証Vol.2」でスカジャンサイクルジャージが当たる!
これは、横須賀サイクリングをして、スカジャンサイクルジャージを当てるしかない!と意気込んで検索してみたら、私が持ち帰ったのは、前回の台紙だった。
そのあと、普通のワイズロードへ行ったときなんかに台紙を探したんだけど、今回(2回目)の台紙はどこにもなかった。
輪行で横須賀まで行っちゃって、スタンプ設置場所に台紙が置いてなかったら困ると思い、「横須賀市観光課」へ電話でスタンプ台に常時台紙が置いてあるか問い合わせたところ、「団体の方が取られたあとに行ったら、なくなってる可能性もあるのでお送りします」とのことだったので、ありがたく送っていただくことにした。
台紙のほかに、横須賀の観光マップと海軍カレーやネイビーバーガーのパンフレットも同封してくださった。
というわけで、2月のとある週末、「横須賀サイクリング」にいざ出発!
横須賀に行くには、JRか京急かの二択(自走の選択肢はなし…)。
横須賀サイクリングのスタンプ押印所の場所と時間をよくよく見て、私にとって一番ベストな(=一番疲れない)ルートを決定。
それは、JR横須賀駅で下車して、ヴェルニー公園→三笠公園→観音崎→東京湾フェリー→ソレイユの丘を周り、京急の三崎口から京急で帰るというルート。
なので、行きは、JR横須賀線。
横須賀線だから横須賀まで直通で行くかと思っていたのだけど、逗子行き(止まり)が多かった。
遅いと車内が混むだろうし、スタンプ押印可能時間やランチの時間などを考え、7時前の久里浜行きに乗る。
輪行で横須賀線に乗るのは初めて。
混んでたらどうしようとか、(始発駅から乗るわけではないので)一番後ろの車両のドアが開いた瞬間、先客さんの自転車がどんと置いてあったらどうしようとか、結構ドキドキしながら横須賀線を待ったけど、杞憂だった。
というわけで、横須賀線といえばクレイジーケンバンドの「せぷてんばぁ」!
脳内でのんきにご機嫌に「せぷてんばぁ」を鬼リピ。
この時点では、このあとつらすぎて半ベソをかくことは知る由もない…。
1時間ちょっとで横須賀駅に到着。
初めて降りる駅なので、どこで自転車を組み立てようかと思ったら、なんと、スポーツバイク組立場所があった!
ステキ♡
三浦半島は自転車半島宣言してました。
横須賀駅を起点にミウイチを、ということで横須賀駅に自転車を組み立てられる場所があるのね。
余談ではあるけれど、自転車を組み立てているとき、これから山登りに行くと思われるおばあちゃまが「あら、自転車乗りのお嬢さん、かっこいいわねぇ」と言って通りすぎてった。そのあと戻ってこられて、「これは重さはどれくらいなの?」等々、いろいろ質問された。その方は昔自転車に乗ってらして「まあ、そんなに軽いの。昔はもっと重かったのよ。それくらいなら私も持てるかしら。また自転車に乗ってみようかしら」と言っていた。
いくつになってもいろんなことに挑戦する姿勢がステキで見習わなきゃと思った。(※私がお嬢さんという年齢ではないことは突っ込まないでください。)
というわけで、いざ、出発!
○ヴェルニー公園の操舵輪型サイクルスタンド
黒船の操舵輪をイメージして作られたそう。
ヴェルニー公園内のカフェレストラン コルセールにて1ヶ所目のスタンプを押す(ここは常時押印可)。
ヴェルニー公園から潜水艦が見えた!
○三笠公園の東郷平八郎サイクルスタンド
「三笠」をバックに自転車にまたがる東郷元帥の写真が撮れる。
スタンプ台は三笠内にあった。ここで2つ目のスタンプを押す。
三笠公園といえば、クレイジーケンバンドの「タイガー&ドラゴン」。
3つ目のスタンプを押すために、観音崎へ向かって走る。
坂を登るときは、「俺の俺の俺の話を聞け!」と力を込めてペダルを漕ぐ。
観音崎へ向かう途中、坂を上がったあとに見えた富士山。
観音崎京急ホテル内で3つ目のスタンプを押す。
次のスタンプ押印場所の東京フェリーターミナルに向かう途中、浦賀の渡船に乗る(ちょっとショートカット)。
自転車の料金も入れて大人は250円。
12時〜13時はお昼休み。その前に着いてよかった。
着いたとき、ちょうどこちらの岸に船がおらず、乗船ボタンを押してみる。
ボタンを押すと、こちらに来てくれる。
船にはちゃんとスタンドがある。
3分ほどの短い船旅だけれど、船頭さんがいろいろ説明してくれる。
船に座ってほっとしてしまったので、写真は撮り忘れたけれど、房総半島がきれいに見えた。
東京湾フェリーのスタンプを押した、ランチのために三崎口方面へ。
海岸線をずっと走る。
とても良い天気で、海はキラキラと光り、本来はとても気持ちの良い道なのかもしれないけれど、見る余裕は1mmもなかった。
というのも、この日はとにかく風が強く、海岸線に出るとより一層強くなり、それが全部向かい風か横風。
橋の上で横風で2回ほどコケる。
体力も限界。
半べそ状態。
体力的にも精神的にも挫けて途中押して歩く。
予定の1時間遅れで、やっと三崎口駅に着く。
三浦海岸桜まつりが開催中だった。
もっと綺麗な場所があるのだろうけど、三崎口駅前も河津桜がこんなに咲いていた。
桜まつりのためなのか、連休のためなのか、三崎口駅の混雑さかげんを見て、京急に乗って帰るのは無理かもしれないと考え始める。
最後のスタンプ押印場所であるソレイユの丘から一番近い駅は京急の三崎口駅で、しかも始発駅なので、輪行にはもってこいいだと思ったのだけど、この混雑ぶりでは、駅前で自転車を解体する場所を探すのは大変だろうし、電車内に自転車を持ち込むのは迷惑だろうし、自転車を持って電車を何台も待つのは大変だろう。
京急は諦め、JRの久里浜駅(始発)かJRの逗子駅(始発もあり)に行くか、ソレイユの丘に行ってから体力の残り具合と相談して決めることにする。
三崎口からソレイユの丘に向かう途中で見た富士山。
風は強いは登りだはで、心が折れそうだけど、富士山を見るとちょっとだけ元気が出る。
ソレイユの丘は菜の花祭りの真っ最中。
菜の花と富士山。
ソレイユの丘名物・アルパカソフト(と富士山と菜の花)。
ソレイユの丘では大きな三浦大根や大きなキャベツを買ってる人がたくさん。
すごく欲しかったけど、輪行なので無理。
車に自転車を積んで移動したい(←免許、持ってない)。
というわけで、すべてスタンプ押しました!
どうか、どうか、スカジャンサイクルジャージが当たりますように!!!
無事、スタンプをすべて押し終わったら、あとは帰宅するのみ。
ソレイユの丘から、来た道を戻りさらに先のJR久里浜駅から帰るか、JR逗子駅まで行くか決断をしなければいけない。
距離的には久里浜駅に行くのも逗子駅に行くのもあまり変わらない。
久里浜駅までは、今まで来た道を戻る感じ。
逗子駅に行く途中には、マーロウがある。
同じ道をもう一度通るのは面白くないし、運がよければプリンを食べれるなら、逗子に決まってるでしょ!ということで、逗子駅まで「マーロウ、マーロウ」と自分を励ましながら、自転車を漕ぎ続ける。
マーロウ、たぶん、入れないとは思ったんだけど(三浦半島にドライブに行くたび寄ったけど、毎回、待ち時間が長くて諦めている)、やっぱり7組待ちで、待ってプリン食べたら日が暮れちゃうので諦める。
初めての道で日が暮れたら私は走れない…。
というわけで、予想してたよりずっと時間がかかったけど、無事にJR逗子駅に到着。
帰りも逗子発の横須賀線に乗るつもりだったのだけど、逗子発の湘南新宿ラインがあった。
湘南新宿ラインは東海道線なので、大船から小田原方面へ行くものだとばっかり思っていたので、ちょっとびっくり。
湘南新宿ラインの駅からも帰れるので、逗子始発の横須賀線より先にきた湘南新宿ラインに乗って帰宅。
というわけで、横須賀サイクリングのつもりだったのが、期せずして(ほぼ)ミウイチになった。
ところで、三浦半島までの交通費、
品川→横須賀は、横須賀線利用 14駅 58.5m 1時間10分、814円
逗子→大崎は、湘南新宿ラインで11駅 53km 52分、913円
なんで距離が短い方が乗車料金が高いのでしょうか?
公開日:2020年2月23日