ごほうび もらいました
昨日、突然のごほうびをもらいました。
誕生日でも、記念日でも、なんでもない日で、いつもの慌ただしい土曜日で。
そのごほうびは、私のスマホに、ポーンと軽い音を鳴らしてやってきました。
ピリカルーキー賞、受賞のお知らせです。驚いてしまって、もう。
日を追うごとに熱量が増し、盛り上がりを見せるこのお祭りにちょっぴり参加してみたいと思ったのが応募のきっかけで、まさか、受賞するなんて、夢にも思っていなかったわけで......
賞をいただいたお話は、長男との寝る前の会話が元ネタになっています。
すんなり寝るのが嫌な長男が、母に「おやすみ」を言わせないように、しきりに話しかけてくるわけですが、今にも寝室を出ていきそうな母を納得させる方法として、「一般的なこども」という表現を使ってくるわけです。大多数の意見なんだと。これはそんな、お話です。
マスク文庫のコラボで出逢った方たちやその繋がりの方たちが紡ぎ出す作品たちが面白くて、自分が思っていたより、書くことは自由なんだと、そんなに気負うことなく、書くことを楽しんでもいいのかもしれない、と思うようになりました。
一番最初に書いてみたのは、次男のお話です。このエピソードは2年前、実際にあったことで、いつか書いてみたいと思っていたものです。
次男が一年生になりたての頃、文字の読み書きがほとんど出来ず、かなり荒れてしまって。連日、あれができない、これができない、こんな問題があった......そんな報告で、連絡帳がどんどん埋まっていくのが辛くて。次男と一緒に泣いてしまうことも何度もありました。
そんなある日のこと、次男がブルーアワーに気付いて感動していたんです。とにかくどんなことでもいいから、彼を褒めてあげたくて、「すごい」と言うと、逆に私が慰められるという......そんなお話です。
ピリカグランプリは、ルーキーも含め、面白い作品、感動的な作品、優しい作品、ちょっぴり怖い作品......いろんな出逢いをくれました。本屋で好みのものを探しているうちは出逢えなかった作品たち。改めて、すごい時代だなぁ......なんて思ったりして。
受賞作品以外も、またちゃんと読み直してみたいな、と思っています。書籍ではできないこの面白さ。ピリカさん、審査員の方たちは、想像もつかないくらい大変だったと思うのですが、それに見合ったものが生まれたんじゃないでしょうか。きっと。
本当にお疲れ様でした! 何度も言ってしまう......
最後にすみません、宣伝です。
私が制作しているEATALK MASKの「マスク文庫」というシリーズのコンペを開催しています。
もしよかったら、応援してくださると嬉しいです。