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約20年前に男性育休を取った備忘(7)~3/31に寄せて~

約20年前に男性育休を取った備忘(7)~3/31に寄せて~

今日は3/31ということで、ちょっと今までの話からそれて、この日に寄せて思い出したことを残しておこうと思う。

育休をとっていた頃は少しは思い出せるが、仕事に復帰してからの何年間かの両立真っ盛りのあいだ、ぼくは記憶があまり残っていない。
いや、正確にいうと「大変だったな…」という記憶しか残っていない。

写真部出身のパートナーがいなかったら、きっとろくな写真も残っていなかっただろう。
そのくらい、

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約20年前に男性育休を取った備忘(6)~ハローワークと転職活動~

約20年前に男性育休を取った備忘(6)~ハローワークと転職活動~

ぼくが育児休業を取得したのは、今から18年前だ。
曖昧な記憶だが、当時男性で育休を取得したのは、首都圏で労働組合のあるすべての会社で累計で89人しかいなく、ぼくが90人目だった、と記憶している。

今この時代が「こんなに子どもを育てる社会の環境は変わった、良くなった」ということを改めて噛みしめる意味で、18年前の体験を記録しておこうと思う。

ぼくはこの6ヶ月の育児休業の中で、すっかり自分のキャリ

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約20年前に男性育休を取った備忘(5)~ごはん~

約20年前に男性育休を取った備忘(5)~ごはん~

ぼくが育児休業を取得したのは、今から18年前だ。
曖昧な記憶だが、当時男性で育休を取得したのは、首都圏で労働組合のあるすべての会社で累計で89人しかいなく、ぼくが90人目だった、と記憶している。

今この時代が「こんなに子どもを育てる社会の環境は変わった、良くなった」ということを改めて噛みしめる意味で、18年前の体験を記録しておこうと思う。

育児休業中のごはんについて、最初にぼくが書かなければい

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約20年前に男性育休を取った備忘(4)~ちょっとしんどかった時と、心境の変化~

約20年前に男性育休を取った備忘(4)~ちょっとしんどかった時と、心境の変化~

ぼくが育児休業を取得したのは、今から18年前だ。
曖昧な記憶だが、当時男性で育休を取得したのは、首都圏で労働組合のあるすべての会社で累計で89人しかいなく、ぼくが90人目だった、と記憶している。

今この時代が「こんなに子どもを育てる社会の環境は変わった、良くなった」ということを改めて噛みしめる意味で、18年前の体験を記録しておこうと思う。

育休中途中までは、ちょっとだけしんどかった。

(まあ

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約20年前に男性育休を取った備忘(3)~買い物と小児科~

約20年前に男性育休を取った備忘(3)~買い物と小児科~

ぼくが育児休業を取得したのは、今から18年前だ。
曖昧な記憶だが、当時男性で育休を取得したのは、首都圏で労働組合のあるすべての会社で累計で89人しかいなく、ぼくが90人目だった、と記憶している。

今この時代が「こんなに子どもを育てる社会の環境は変わった、良くなった」ということを改めて噛みしめる意味で、18年前の体験を記録しておこうと思う。

育休中に、子どもを連れて買い物に行って感じるうっすらと

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約20年前に男性育休を取った備忘(1)~周りの反応~

約20年前に男性育休を取った備忘(1)~周りの反応~

ぼくが育児休業を取得したのは、今から18年前だ。
曖昧な記憶だが、当時男性で育休を取得したのは、首都圏で労働組合のあるすべての会社で累計で89人しかいなく、ぼくが90人目だった、と記憶している。

今この時代が「こんなに子どもを育てる社会の環境は変わった、良くなった」ということを改めて噛みしめる意味で、18年前の体験を記録しておこうと思う。

18年前。
育児介護休業法がまだ1年間の育児休業の取得

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約20年前に男性育休を取った備忘(2)~児童館~

ぼくが育児休業を取得したのは、今から18年前だ。
曖昧な記憶だが、当時男性で育休を取得したのは、首都圏で労働組合のあるすべての会社で累計で89人しかいなく、ぼくが90人目だった、と記憶している。

今この時代が「こんなに子どもを育てる社会の環境は変わった、良くなった」ということを改めて噛みしめる意味で、18年前の体験を記録しておこうと思う。

ぼくが育休に入る頃、相方から、自宅の近くに児童館(こど

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長男と大学受験の謎ルールを変えた話

長男と大学受験の謎ルールを変えた話

昨年の暮れ、長男が大学のAO入試に合格し、早々に進路を決めてしまった。滑り止めから何から全滅して、3月も終わろうかという頃になって国立大学の後期日程で奇跡的に合格をもぎとった自分から見たら、あまりにも羨ましく腹立たしい進路の決定だったが、まあめでたいことだった。

なにせ子供の大学入試などやったことがないし、しかも長男はいわゆる学力全振りの一般入試ではまるで歯が立ちそうもない成績であったので、AO

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17歳長男の「未踏ジュニア」エントリーに伴走して学んだこと

17歳長男の「未踏ジュニア」エントリーに伴走して学んだこと

今日、いいことがあった。

17歳の長男が、エントリーしていたティーンのエンジニア支援プログラム「未踏ジュニア」のクリエイターに採択された。

<未踏ジュニアとは:抜粋>

独創的なアイデア、卓越した技術を持つ17歳以下の小中高生及び高専生を支援するプログラムです。

未踏事業という、経産省所管の独立行政法人情報処理推進機構が主催し実施している、優秀な25歳以下の若者を支援するプログラムがあります

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タリーズコーヒーにいた、バスケ部女子のグループの話

タリーズコーヒーにいた、バスケ部女子のグループの話

グロービスでクリティカルシンキングの講義を取っていたときに、色々々々学んだ中でも一番強く感じたのは「思考のためのツールは、早く、たくさん知っていればいるほどよい」ということだった。

去年、それを象徴する出来事があった。

タリーズコーヒーでオーダーを終えて席を探していると、6人位の女子中学生のグループがいた。

他愛のない話で盛り上がっているというより、真剣に、でも楽しそうに、机の上の一枚の模造

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人と関わるとはどういうことか

人と関わるとはどういうことか

ここ何日かで起きたふたつのできことから「人と関わるっていうのは、何なんだろ」と考えてしまったので、記録しておこうと思う。

起きたことは二つ。
一つ目は「人脈づくりが人生を変える」みたいな謳い文句とともに、ビジネスマッチングアプリのWEB広告が流れてきたこと。
二つ目は、Twitterのタイムラインに、会ったことないフォロワーが「死にたいんだけどなかなかいい方法がない」とつぶやいていたこと。

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「イクメン」

ぼくはイクメンではない。

15年前ぼくが育児休暇を取ったとき、首都圏で育児休暇を取得した男性は通算で89人だったそうだ。ぼくが90人目だったというわけだ。
当時、いろんな人に言われた。

「イクメンですね〜」

そう言われるたびに、強い強い違和感があった。

ウィキペディアによると、イクメンとは、日本語で子育てに積極的に関与する男性を指す俗語、ということのようだ。
ならば、より明確に言える。

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どう疲れるか、どう休むか

どう疲れるか、どう休むか

部から「私にとっての休憩所」というお題をもらって考えていたら、これが存外にいい反応因子だったことがわかった。

なぜかというと、自分にとっての「休む」、ひいては「疲れる」がなんなのか、を立ち止まって考えることになったから。

ここんところ「休む」の大切さを突きつけられていたもんで、もっと早くこのテーマに頭を回していたほうが良かったかも、とも思った。

で、寝ながら考えてみたんだけど。

どうやら、

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