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都月景【サモンナイトU:Xー黄昏時の来訪者ー】
サモンナイトU:Xシリーズの、
2冊目です📘✨
1冊目の最後に世紀末が訪れたかの様なあんな
憎しみに溢れた形相してたのが嘘みたいに、
穏やかで可愛い日常の一コマを切り取った
【誓約者】ハヤトと相棒キールの表紙です📘💓
かわいい〜!!!
じゃなくて、
ハヤト一体どうしちゃったの〜💦
事情を早く教えて下さい〜🙏💦
⚠️以下、ネタバレ注意⚠️
断章〜Forgotten Memories〜
早速、断章からです🌙
サブタイトル〜忘れられた記憶〜
なので、私たちプレイヤーにも分からない
古き時代の記憶が遂に公開されます📘✨
👇冒頭より一部引用👇
大地にひしめく悪魔たちの軍勢が、緑野を黒に染めて、ひたひたと迫り来る。
何度ともなく繰り返されてきた光景。
ある時はそれが機械兵士の大部隊となり、またある時は百鬼夜行を引き連れた荒ぶる鬼神となったとしても、彼の為すべきことは何ひとつとして変わりはしない。
界の意志たちより授けられたこの力で、理想郷の平穏を守り抜くこと。
P14より引用
この冒頭だけでも彼の生きた当時の世の乱れが、
ヒシヒシと伝わってきます😢
この彼とは、初代【誓約者】です🪄
他にも竜神の娘メイメイ、召喚師ゼノビスも登場し、
🥺←鼻の頭がツンとする涙一歩手前になる様な、
会話が繰り広げられます🥺
シリーズ1冊目がミコト回だったため、
ここでようやくサモンナイトが始まった
と感じられた、切なすぎる断章でした📘🌙
無慈悲なる邂逅〜Signal to Wake up〜
はい、1冊目のラストの続きです⚔️
ハヤトとミコトの大バトル!激闘!
特にハヤトは頭に血が昇っていて、
容赦ない猛攻をしかけます!
言い方悪いですが…ポッと出のミコトが、
勇者で二代目【誓約者】とここまで戦えるのが
不思議なくらい、均衡しています⚔️
ミコトの持つ力って⁇
そして、ハヤトはやはり【誓約者】らしく
無分別な戦い方をしていなかったと、
見直してしまうカッコいい描写が👇コチラ👇
「今だ!」
勝ち鬨をあげる竜の咆哮に背を押されて、ハヤトは走り出していた。
びりびりと大気を鳴動させる魔力の波動が、今の攻防によって延焼してしまった森の木々を即座に鎮火させてゆく。同時に森のしじまに宿る精霊たちを呼び起こして、傷ついた自然を癒すための活力を与えるのだった。
それらは年を経た力強き竜だからこそ可能な芸当であり、またその助けを欲したハヤトが、けして無分別に力を振るっているわけではないという証でもあった。
けれども、やはり、それではー目的を果たしきれなかった。
P34-P35より引用
冒頭にあたる断章では
初代【誓約者】の神がかった圧倒的な実力による
戦闘の様子が描かれていた分、
二代目【誓約者】の戦闘って…と
比較的なものさしで読み進めてしまいましたが、
臨機応変で柔軟に戦える、
手数の多さが光っていました✨
しかし相手がミコトで渡り合えているため、
強さランクがどの程か計り知れない🤥
遠き追憶〜Linker's Recollection〜
シャリマに話ちゃ駄目〜!!!
っと待ったをかけたくなる読者ですが、
でもハヤトのここまでの経緯を知りたい!
とのせめぎ合いを抱えながら、
SN1の後日談を夢中になって読むのです📘🌙
紡績都市サイジェントでの生活環境が改善され、
ミモザ達の結婚式で新しい出逢いも経て、
表紙や挿絵にも描かれている平凡な日常を送る
ハヤトとキール🚶♂️🚶🍀
パートナーについては、
SN2の番外編をプレイした時に
罪の重さに耐えかねて気に病むパートナーの顔が
ずっと頭に残っていたので、
キールがちゃんと受け入れているとの事聞けて、
とっても安心しました🥲
それも、ハヤトが一緒に居てくれたからですね💓
ハヤトは微笑んで、うなずいてみせた。
「どれだけ力を持っていたってさ、人は人である以上、万能じゃないんだって俺は思う。失敗ひとつしないで、未来に起こることまで先回りして、完璧な答えを出せる存在なんて、存在するはずないんだ」
界の意志でさえ、あるいは彼の世界でいうところの神でさえ、そんな芸当は不可能だと、ハヤトは思っている。
「でもさ。だからこそ俺たちは助け合うって方法を選ぶことができるんだと思うんだ。ひとりだけじゃ決められないことやできないことがあるって知っているから、お互いに助け合ったりしてさ、限界以上のことを可能にしていくことができるんだって思う」
「うん、僕もそう思うよ」
P68-P69より引用
ハヤトは召喚された当初から、
異世界で急に命を狙われても
その相手と和解をしてしまう
お人好しさんですからね☺️
そもそもパートナーによる
「助けて」って声に応じたのが、
きっかけなくらいですから😆
罪と罰〜Curse of Successor〜
それでもパートナーには、
まだ抱えていた問題があったんですね😢
ソル、カシスが腹違いの兄妹で、
クラレットはツェリーヌを母に持つ実姉とは。
確かに【無色の派閥】が弱体化や混乱中との話は
SN4でも出て来ていたから、
解決はされてなかったですね🤔
悲しげに目を伏せたクラレットは、しばし無言のままであったが。
弟の真意を探るべく、おそるおそる問いを発した。
「ねえ、キール。どうして帰ってきてくれなかったの?」
なじるのではなく、すがるように姉は弟へと呼びかける。
「儀式が失敗してしまったことで、懲罰を受けるのが怖かったの?」
「……………」
「父上が亡くなられたことに責任を感じているからなの?だったら尚更…」
「そうじゃないよ!」
こみあげてくる苦いものと、絡みついてくる甘い感傷を振り払うようにして、キールは叫んでいた。
「僕はもう、あの家には帰らない!セルボルトの家を、僕は捨てたんだ!」
刺激しないようにと彼を気遣っていた姉の言葉とは正反対に、弟のそれは真摯で直接的なものだった。
P83より引用
よく言い切った!
どんなに非道と思う家族であっても
情を捨てきれてない時には、
自身にもツラい一言ですよね🥲
ましてや実姉に向けては、より❤️🩹
そしてこれをきっかけに、
キールVSソル、カシス、クラレットと
セルボルト家の兄妹達による骨肉の争いが
幕を開けるのです💎
幕間〜Relieving Pain〜
はい、幕間です📘🌙
ちょっとセルボルト家の喧騒が過ぎたため、
ほんのひととき読者にもゆったりですね🍵
〜苦痛が和らぐ〜との事で、
SN2とミコトのやり取りに入ります✍️
悪夢にうなされて叫び起き上がったミコトに
驚き、小さな椅子ごとひっくり返ったマグナ🪑
「バルレル…お前も見てないで助けろよなぁ。一応でも、俺の護衛獣なんだからさ」
「ケッ!主人面したいんだったら、それなりの威厳をみせやがれっつーの!」
憎まれ口を返すと、バルレルと呼ばれた悪魔の童子は、部屋を出て行こうとする。
「さっさとあのオンナを呼んでこいっていうんだろ?言われなくてもわかるっつーの」
「ああ、よろしく頼む」
無遠慮な口の利き方とは裏腹に、なにやら不思議と通じ合っている様子の二人であった。
P118より引用
あらあらバルレルよ、ご馳走様😋
バルレルが人間の黒い感情で元気になる様に、
私達はバルレルのツンデレで元気になります💓
のんびりとした楽観的なマグナとのやり取りは、
おっちょこちょいで猪突猛進なトリスとは違い、
いや?似てるかな?😅
だってどの小説でもバルレルの登場シーンって
主人公の世話焼いてる所から始まるからね😈
他の仲間達もバルレルのツンデレ知ってて
万年反抗期を楽しんでるし、
ああ、またSN2をプレイしたくなった🌝💓
でもここで先に宣言しておきます🖐️
私のシリーズ内一番の推しはアメルです🪽
黄昏時の来訪者〜Forbidden Encounter〜
そしてまた、セルボルト家兄妹の骨肉の争いに
話が戻ります📘✍️
今度は【魔人形】と化した
トウヤ、ナツミ、アヤをお披露目されて🧸
あらゆる他者を見下し、有益なら道具として利用し、不要となればうち捨てる。
【無色の派閥】の召喚師ならば当然の心得として、徹底的に刷り込まれる教えだ。
ソルたちの行いはまさに、その教えを忠実に体現したもの。
(なのに…今の僕は、そんな彼らをおぞましいと思っている。憎いとさえ思っている)
それはきっと、まかり間違えば自分も同じであったからなのだろうとキールは思う。
自己中心的な欲望だけを追求し続ける世界では、他人が与えてくれるほのかな温かみを感じ取ることなんてできない。見つけにくいけれども素晴らしい宝物に気づくことなんてできない。
(知らず、踏みにじって壊してしまうから…その痛みにさえもきづけないから…)
P128より引用
キールは召喚されて来たハヤトを最初は
不都合が生じたら抹殺する対象として、
監視していましたからね💎
でもハヤト達と過ごすうちに、
温かさに触れてその気持ちも自然と溶けて
今のキールに至るわけですから🍀
改めてキールの心情を聞くと、
感慨深いものが込み上げて来ます☺️
父の背中もちゃんと見た上での、
大事な気づきですね✨
しかし無慈悲な彼らにこの想いも虚しく、
骨肉の争いは苛烈を極めるばかり😢
再誕したオルドレイクと、
魔人形化したバノッサの登場に、
動揺が広がる面々🕶️
オルドレイクの手により
呪詛がたっぷり込められた骨剣までもが
登場する始末です🗡️
ハヤトを狙った剣でありますが、
狙いを悟ったキールが身を挺して庇います😭
大切な相棒が!おぞましい呪詛に💥
生きる屍と化したキールを腕に、
怒りが沸騰するハヤト⚔️
そこに追い打ちをかける様に登場したのが
【制錬者】を名乗る、ミコトに似た風貌の存在です。
オルドレイクを再誕させた、
恐ろしい力を持つ主人でした。
いくら【誓約者】であろうとも
こんな面子が揃った戦争など、
勝機もみつかりませんよ😢
ハヤトが1冊目の最後に世紀末が訪れたかの様な
憎しみに溢れた形相をしていたのも頷けます😭
勇者相克〜A Fragile Claim to Fame〜
ハヤトもミコトもそれぞれ、
シャリマ、マグナ、アメル、バルレルに
吐露する時間が終わりました🍵
そしてハヤトの方が先に動き出します🏃♂️
マグナ達と一緒に居たミコトを再び見つけ、
再び問答無用で襲いかかるのです⚔️
「キールの仇」それだけで
事の重さを察したマグナですが、
同時に矛盾にも気が付きます⚔️
頑なに心を閉ざしたまま、ハヤトはあくまで力ずくで事態を打開しようとする。
「退がってろ、マグナ!テメエの本分は召喚師だろうがッ‼︎」
横合いから滑空して、両者の間に飛び込んだのはバルレルだった。
「こういう荒事は護衛獣の仕事ってか…不本意だがよォ、ここはオレが抑えてやるぜ!」
鈍色に輝く槍を巧みに振るって、強引にハヤトを退かせる。
「こっちが聞く耳もたねえっていうんなら、先にあっちを納得させてきやがれ!」
「わかった…頼んだぞ、バルレル!」
マグナはうなずき、ミコトたちを追って走り出す。
P179より引用
バルレルの護衛獣っぷり、
ほんと好き😈💓
私のSN推しランキングでは、
堂々の第2位ですね🌝
なーんて悠長なことを言ってられる場面じゃ
全くありません🖐️‼︎
次々とマグナ達の因果の相手が影を表して来て、
というか結局ハヤトがミコトと相対して‼︎
転章〜Another One〜
転章です、転章📘
SN4の叔父さん達が出てくる回です✍️
この小説を読んでいた段階では
まだ未プレイの状態だったので、
登場人物がよく掴めずなまま
叔父さん達の話を目で追ってました👀
でも丁寧に背景などを書いてくれてるため、
なんとなくついていけて
なんとなく楽しめていました🌝
しかし未プレイでも小説を楽しめたのは
ここまででしたね😅
次巻でもSN4のメインキャラ達が登場し、
遂に焦りを覚えました😂
登場人物の背景を丁寧に書いてくれてますが、
SN4が表紙を飾っている巻もあるので、
後々にAmazonをポチっとしました🌝
そして次巻は、
オルドレイクと来たら次はアイツだ!
と誰でも予測つく展開が待ってます📘🎵
しかし、アイツとオルドレイクって
確実に馬が合わないよね🤔?
それにアイツも再誕したら、
物語収集つかない程の
大混乱に陥るのではないか🤔?
そもそも1、2、3、4の主要面子でてる時点で
壮絶で収集つけるのが難しい物語に発展してる😅
などと次巻を楽しみにしてる、この頃📘✨
読書モチベーション好調です👍💓
都月先生の難産は改めて察すると同時に
サモンナイトファンとして、
読み応えのある小説を書いてくださり
本当に有り難い気持ちでいっぱいです🙏💓