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しばいぬのお引越し②準備のつづき

東京からトロントへのしばいぬのお引越し準備の続きです(詳しい所は端折っており、ルール変更もありますので、今後動物の出入国手続きをされる方は、検疫所のサイト等でお確かめください)。

まずは、12時間半のフライトに備えて、キャリーケースに慣れさせる練習完了。実際には、羽田空港でチェックイン後お別れしてトロント空港で再会するまで、17時間ぐらいかかったと思います。ケース内を安心して眠れる場所にすることは必須でした。

次に、農林水産省の動物検疫所のサイトと、カナダ政府の食品検査庁(CFIA)サイトをチェック。

カナダ入国条件はシンプルで、狂犬病接種証明(または狂犬病ゼロの国であることの証明)と、犬が健康であることのみ。

一方、日本は狂犬病ゼロの国なので厳しく、いずれ帰国する可能性がある場合は、手続きがやや煩雑です。

①マイクロチップの装着
②狂犬病の予防接種、抗体検査の為の採血(同日に行う)
③狂犬病抗体検査(結果が規定値以上)
④輸出検査の事前連絡
⑤空港で輸出検査

①から③のタイミングについては規定があり、出国予定日から逆算して間に合うように計画しないといけません。うちのしばいぬは、2年以内にはたぶん帰国しない、でも、いつか帰国する予定です。帰国時期によっても条件が変わってくるので、慎重にスケジュールを立てました。

マイクロチップについては、現在日本ではブリーダーやペットショップにて装着必須ですが、我が家の家族になった時点ではまだ必須ではありませんでした。身体に異物を入れることに何となく抵抗があったのですが、出入国に必要なのでやむを得ず装着しました(カナダ入国はマイクロチップ必須ではありません)。

通常、狂犬病注射はマイクロチップ装着後2回接種必須ですが、注射と抗体検査の採血を同時にすれば1回でOKなので、必要以上に注射を打たずに済みました。

抗体検査は2年間有効で、2年経過後帰国の際には、カナダで再度抗体検査しないといけません。通常は、検査後180日間待機してからでないと入国できませんが、上記手順を踏み、カナダで途切れることなく狂犬病注射を継続すれば、180日間待機不要となり、いざ急に帰国しないといけなくなった場合助かります。

4月に渡航のため、通常4月にする所を少し早めて2月に接種し、同時に抗体検査のための採血。後日、混合ワクチン接種も済ませました。引越しのために何度も痛い思いをさせてごめんね、と詫びる気持ちで耐えてもらいました。

でも、うちの犬は、いつもお世話になっていた、家のすぐ近くの動物病院の先生とスタッフさんのことが大大大好きなので、注射だろうが何だろうが、喜んで走って行くのでした。

動物病院の名前の頭文字が「ペ」で、「ぺ〇さん行くよ」の「ペ」と言っただけで目がキラキラっとするほど大好きな場所でした(見出し画像は開院待ちの図。朝日を浴びて黄金に輝くしばいぬの背中✨)

注射や検査など終えて一通りの書類を揃え、羽田空港の動物検疫所にメール連絡。事前に書類内容OKをもらい、渡航直前の空港での輸出検査の予約。出発当日の検査では心配なので、前日に予約を入れました。

車で羽田空港に行き、輸出検査。検疫所の獣医師さんには、ウゥーっと唸ってしっかり柴犬気質を見せつけ無事終了、輸出検疫証明書を入手。ついでに、空港周りの芝生のある場所をチェック(芝生でしか用を足さないのです)。空港内の当日の動線もしっかり確認しました。

いよいよ、日本出発の日が迫ってきました。翌日、飛行機に乗って遥か遠い国に引っ越すことなどつゆ知らず、帰宅後、ぐっすりキャリーケースの中で眠りました。

翌日は、自宅から羽田空港までペットタクシーで移動です。つづく。

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