しばいぬとわたし

カナダ・トロント郊外在住 日々の暮らしや感じたこと思うこと しばいぬのことなど 気の向くままに綴ります

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マガジン

  • カナダのしばいぬ

    日本からカナダに引っ越した、柴犬にまつわるお話。

  • アートのはなし

    訪れた美術館など、アートにまつわるお話

  • わたしの住む街

    カナダ・オンタリオ州トロント郊外。わたしの住む街の紹介。

  • 映画のはなし

    最近観た映画の感想など。

  • わたしの仕事

    カナダで日本語の対面個人レッスン。日本語の先生の仕事についてのお話。

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『希望のまちプロジェクト』

1988年から福岡県北九州市を拠点として生活困窮者支援等の活動をしているNPO法人抱樸(ほうぼく)の『希望のまちプロジェクト』。かつて暴力団の事務所があった土地に複合型社会福祉施設を建設し、「ひとりも取り残されないまち」をつくるプロジェクトです。その理念に共感し、以前から陰ながら応援させていただいています。 当初は今年、建設開始予定でしたが、資材高騰等により計画通り進まず難航しています。12月2日まで緊急クラウドファンディングをしています。

    • カナダポストのストライキ

      日本で暮らす父の誕生日の2週間前になるので、カードと小さなギフトをそろそろ送ろうと思い、昨夜荷造り完了。 今日、郵便局に行こうと思ったところで、カナダポスト(郵便局)が先週金曜からストライキをしていることを思い出しました。 カナダ郵便労働組合とカナダポストの間で、交渉が行き詰まってストライキが始まったようです。争点は、賃金の問題、労働の安定性と労働条件の改善。 先週、重要な書類を送らないといけなかったのですが、スト開始前日に送ったのでギリギリセーフでした。 カナダでは

      • 『ルタバガ』ロシア民話の大きなかぶ

        先月から、カナダ・トロント郊外地元の農家さんのファームシェアで、毎週、新鮮な有機野菜を定期購入しています。 10月にお試し購入をしてみて、とても気に入ったので、今月も継続中です。 この中で目を引くのが、黄色のスパゲッティスクアッシュと紫のルタバガ。 今日はルタバガに挑戦してみることにしました。その名前すら知らず、調理するのも食べるのも初めてです。 側根が多くて抜きにくいルタバガ。ロシア民話の「大きなカブ」の題材になったというドーンと存在感のあるお野菜です。「大きなカブ

        • 食品ロス削減アプリ

          最近、noteの記事やブログなどで知った『Too Good To Go』。「捨てるにはもったいない」、つまり、スーパーやレストランが売れ残った食品を割引価格で提供し、消費者がそれを購入することで食品ロスを減らす取り組みです。 アプリで場所を指定して検索すると、近辺の登録しているお店が地図上に出てきます。毎日、その日(又は翌日)に提供するサプライズバッグ(お楽しみ袋)の個数や値段、受け取り時間帯が表示されるので、欲しいものが見つかったら、アプリ上で予約して、お店に受け取りに行

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        記事

          しばいぬとわたしが好きな散歩道

          トロント郊外の自宅周辺、車で30分圏内には、しばいぬとわたしのお気に入りの散歩道がいくつもあります。 その内の一つがここ。 好きな理由。 私は、 空が広いから。 草原が広がっていて景色がいいから。 ゴミが落ちていないから。 一本道で分かりやすいから。 程よい距離だから。 拒否柴(動かない柴犬)にならないから。 何より、しばいぬが楽しそうによく走るから。 しばいぬは、 近寄ってくる人が少ないから。 犬も少ないから。 用を足す場所を見つけやすいから。 ウッドチップの道で走

          しばいぬとわたしが好きな散歩道

          気になる2つの選挙

          いよいよ今日はアメリカ大統領選挙。現在、私はお隣のカナダに住んでいますが、当然、テレビのニュースでもアメリカ大統領選のことがしきりに流れています。世界がどこに向かっていくかにも大きく影響しますから、世界中の注目の的ですね。 2016年のアメリカ大統領選の時は、私はアメリカ・ミシガン州に住んでいました。家の近くに大きなコンベンションセンターがあり、そこでトランプ氏の集会が開かれた際には、ミシガン中のサポーターが大集結して、会場前の道路が大渋滞。出先から帰宅するのにその渋滞に巻

          気になる2つの選挙

          日本茶祭りカナダ2024

          日本に長く住んでいると海外生活に憧れたりもしますが、海外に住み始めてしばらく経つと、日本が恋しくなってくるものです。和食を食べたり、日本的な物に出会うとホッとしますし、日本に住んでいるとそれほど興味をもたないものでも、海外に住んでいると心惹かれたりもします。 トロントには立派な日系文化会館があり、年間通して様々な日本の文化を紹介する催しがあります。11月3日、日本の文化の日に「日本茶祭り」が開催されるとのことで行ってみました。

          日本茶祭りカナダ2024

          カナダから『おにぎりアクション』大根の葉おにぎり

          先月から、カナダ・トロント郊外地元の農家さんのファームシェアで、毎週、新鮮な有機野菜を入手しています。自分でお野菜を選ぶのではなく、農家でたくさん収穫された旬のお野菜を毎週定額で分けてもらう仕組みで、どんな野菜が入っているかは毎回のお楽しみです。 先々週のお野菜の中に入っていた紫大根。色もきれいで、コロンとした形も可愛くて。味は、白い大根より甘味が強くて生でも美味しいです。 同じくファームシェアのお野菜の紫玉ねぎと一緒に、ワインビネガーでマリネしたり。 葉っぱは新鮮な内

          カナダから『おにぎりアクション』大根の葉おにぎり

          パンプキンパレード

          こちらトロントは、昨夜は風が強く生暖かい、なんだかハロウィンに相応しい雰囲気の夜でした。家に近所の子供達がTrick or treatで来ると、間違いなく我が家の番犬が吠えて落ち着かないので、配るお菓子も用意せず、暗くなる前にブラインドを全部閉め、門灯も点けず、家の中も薄暗くして身を潜めていました。 にもかかわらず、ドンドンドンと玄関のドアを叩く音が(一度だけですが)。もちろん、しばいぬセキュリティが発動し、家の中から大きくワンワンワンッと吠えて追い払ってくれました。 以

          パンプキンパレード

          10月のすみれ

          昨日今日とトロントは記録的な暖かさ。通常は10℃ぐらいのこの時期、今日の最高気温は22℃。風の強い生暖かいハロウィンの夜です。 日中、重い腰を上げて、裏庭の落ち葉かきをしました。先日、しばいぬと遊んだ際、落ち葉の絨毯の中に紛れて見失ったボール2つを無事救出。 落ち葉を避けてようやく見えてきた芝生。足元をふと見ると、一輪の紫のすみれが顔を出していました。春になると裏庭の一角が野生のすみれ畑になるのですが、ここ数日の暖かさで返り咲きしたのでしょうか。四葉のクローバーを見つけた

          カナダ在住版画家 松原直子さん

          前の記事に引き続き、素敵な版画家さんのお話です。今回は、1970年代からカナダ・オンタリオ州に拠点を置かれて活躍されている版画家、松原直子さん。世界各地で個展を開き、数多くの美術館に作品が所蔵されています。トロントの日系文化会館にて展示会があり知りました。 モノトーンの作品からきれいな色使いの作品まで、どの作品にも木版画の力強さが溢れています。棟方志功に師事されたとのこと、その影響も感じられます。 一枚購入して家に飾りたいと思うものの、庶民の私にはなかなか手が届かぬお値段

          カナダ在住版画家 松原直子さん

          わたしの好きな版画家

          以前住んでいたアメリカのミシガン州北部の森の中に、Gwen Frostic(1906-2001)というミシガン出身の版画家さんのアトリエがあります。既に他界されていますが、今でもそのアトリエで印刷された版画のカードやカレンダーなどが販売されています。モチーフは、ミシガンの美しい自然や可愛い野生動物。落ち着いた色合い、穏やかで優しくて素朴で、ずっと眺めていたくなる心温まる版画です。 Gwenさんは、アーティストであると共に、詩人、教育者、哲学者。50代でミシガン州北部の森に移

          わたしの好きな版画家

          眺めのいいキッチン

          去年の春から、トロント郊外の家を借りて、しばいぬ含む家族と住んでいます。 この家は推定築60年。歩くと床や階段がギシギシ軋んだり、部屋のドアの開閉が悪かったり、排水の流れが悪かったりと、随所に年季を感じる家ですが、まあまあ気に入っています。 気に入っている点の1つは、キッチンからの眺め。 ウッドデッキに取り付けてある棒がちょっと残念なのですが、絵の様な裏庭の景色が見渡せます。リスが運動会している様子を窓越しに見るのも、毎日のエンターテイメントです。 欲を言えば、庭の向

          眺めのいいキッチン

          お野菜もりもり

          先週から、カナダ・トロント郊外地元の農家さんのファームシェアで、毎週、新鮮な有機野菜を入手しています。 前回分は全て使い切ったところで、昨日、受け取りに、家から車を30分ほど走らせて行ってきました。今の時期、農場の近辺は美しいとうもろこし畑が広がっています(運転中、写真が撮れなくて映像をシェアできないのが残念)。 毎週木曜夜は、キッチンが野菜でもりもりになります。幸せです。 さて、何を作ろうかな。

          なぜ裏庭のドアが開いているのか

          裏庭の奥の金網の塀には、公園に通じているドアがあります。犬の散歩の時に開ける以外は閉めていますが、鍵はありません。 今朝、窓のブラインドを開けて裏庭を眺めると、 実は先日も同じように開いていたことがありました。 裏庭にはリス、アライグマ、ウサギなどお客さんがよく来ますが、皆さんドアを開けずに出入りできるはず。リスとアライグマは塀を登るし、ウサギはドアの下を通ります。しかも開け方が小動物とは思えない。動物だとしたら、相当大きな動物、熊とか、鹿とか、それともコヨーテの集団!

          なぜ裏庭のドアが開いているのか

          秋の空を見上げて

          今日も秋晴れのさわやかなお天気でした。去年は急遽10月に一時帰国して見れなかったカナダの美しい紅葉。今年は見ることができて良かったです。 ピークを迎え、風にハラハラと黄色い葉が散り、裏庭が落ち葉の絨毯になりつつあります。 今朝、目が覚めてLINEを見ると、元同僚逝去の突然の悲しいお知らせが入っていました。あまりに急なことで信じられず。悲しくて何も手に付かず。一緒に働いた日々を思い出しながら、大きな楓の木と空を見上げて、ぼーっと秋の1日を過ごしました。

          秋の空を見上げて