留学と妊娠。2つの経験から気づいた 「やりきる力」と「頼る力」
妊娠、出産などのライフイベントによって影響を受けやすい女性たちが、納得したキャリアを選択できるようなサポートやサービスを提供するMimosa。
今回は、中古車輸出の会社で勤務し、現在育休取得中の祐果さんにご登場いただきます。大学時代の経験が自分の強みになり、妊娠という経験を得て気づいた自分の苦手なことに対して感じたことをシェアされています。
経歴
上記の経歴の中で、キャリアを考える大きなきっかけ(価値観が変わる・考え方が変わる・自分の強みに気づく等)となったのはどこでしたか?
1つ目:留学を目指した時。大学に進学した時、私は3姉妹の長女で、妹は受験生。そして自分の父が独立したタイミングもあり、私立大学の学費に加え、私費での留学費用を親に出してもらう勇気はありませんでした。
諦められなかった私は、留学先大学での授業料、住居費や食費も支給される「交換留学」があると知り、それならいけそう!と目指すことに。「交換留学生」になるには、何が必要か?と自分の状況を考えて、「英語力+お金+成績優秀」が必要と分かってからは、通学前と授業後にはアルバイトに直行、通学時間は英語漬け、オールイングリッシュの授業を選ぶ、空き時間は課題とテスト勉強。アルバイトと勉強に明け暮れる日々を過ごし、時間があれば経験者の人に留学の話を聞いたり、面接の対策などをしてもらったり…このような経験を得て、「やりきれた事」は大きな自信になり、自分の強みにもなりました。
2つ目:第一子の妊娠。元々人に頼ることが苦手な性格でしたが、変わりゆく自分の状況の中で、自分の力だけではどうしようもできない事がこんなに沢山あるのだな...と実感しました。そこで「人に頼る」ことができるように自分で訓練していかないといけないと感じました。気づいたことは、頼みづらいと思っても勇気を出して頼んでみれば、案外、人は受け入れてくれる。そして、誰かが困ったときには絶対助けてあげようと思うし、助け合える社会になってほしいと感じました。次は復職に向けて、「頼る力」をもっとつけていきたいと思っています。
上の状況で悩んでいる過去の自分に声をかけるとしたら、どのような声をかけますか?
「やりたい」と思ったことを実現させるために、絶対何か方法があるはずだから諦めないで、まずは調べて、動いて、いろんな人に話を聞いて、たくさんの情報を取りに行ってみてほしいです。そうすれば、何が必要かという事もわかるはず。何が必要かわかったら、あとは「やりきる」のみ!
しんどい時もあったけど、この経験は、社会人になってからも自分の糧になっています。
自分だけでどうにかしようとせずに、ぜひ周りの人に助けを求めてみてください。どんな小さな事でも良い。自分だけで頑張ろうとするよりも、人の力を借りてみたほうが結果が良くなる事がたくさんあります!案外、人は助けてくれます。そして助けてもらったら、また誰かを助けてあげたり、その人にお返しをしてあげたらいい!
今後、どのような人生を歩んでいきたいと考えていますか?
自分らしい選択を重ねていきたいなと思っています。昔に比べて、情報がありふれているし、正解も沢山あるし、周りの生き様が見えやすくなった時代だからこそ、周りは○○だから、ほかの人は○○だから…といったことではなく、常に自分の置かれている状況や気持ちを考えて、「私の場合は…」で選択していきたいと思っています。そして、いつも考えているのは、自分の選択を正解にするのは自分次第だと思っています。