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「正しさよりも優しさが欲しい」…心を震わせる髭男「Subtitle」のフレーズ

今話題のドラマ「silent」の主題歌でもある、Official髭男dismの「Subtitle」。
どこをとっても素敵な楽曲なのですが、特に、私の心に深く深く刺さり、初めて聴いた時に涙がぶわっと溢れてしまったのが、2番のこの部分です。

救いたい=救われたい このイコールが今
優しく剥がしていくんだよ
堅い理論武装 プライドの過剰包装を

正しさよりも優しさが欲しい
そしてそれを受け取れるのは
イルミネーションみたいな不特定多数じゃなくて
ただひとり 君であってほしい
Official髭男dism「Subtitle」歌詞より


弁護士という仕事は、常にジャッジに向き合わされています。
そこでの判断基準は「正しさ」。
「正しさ」を主張し、証明すること、そして勝つことが求められます。

だけど一方で、人は正しさだけで動くわけではないのだと、経験を重ねるごとに、身に染みて感じてきました。

かくいう私自身、ずっと自分の行動基準は「正しく」あることでした。
こうあるべき、こうしなければならない、こんな私じゃダメだ、頑張らなければ。そうやって走り続けているうちに、心がとても苦しくなって、できれば早く人生を終えたいとさえ思うようになりました。

そんな状態だった3年前、出会ったカウンセラーさんに言われたんです。

ジャッジはいらない。
全部そのままでいい。
あなたはただ、愛されるだけの存在。

この言葉に、救われました。

「正しさよりも、優しさが欲しい」
それは私が、誰よりも自分自身に求めていたことだったのだと、思います。

そんな私は、髭男のこのフレーズを聴くたびに、心が少しキュッとして、そしてほわっと温かくなります。
そういえば、髭男を大好きになったのも3年前のこと。それからずっと、髭男の音楽は、私の心に寄り添い支えてくれる存在です。

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