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死別後7ヶ月を振り返って 〜個別セッションを通して感じたこと〜

いつもお読みいただきありがとうございます。
今日は、現在開催している「無料個別セッション」を通してお会いする方々のお話をお聞きし、私自身、この7ヶ月を振り返り、今感じていることを綴ります。

感情の波に飲まれながらも、なぜ、私が一歩づつ前に進み今日を迎えられたのか。それはやはり、

「ありのままの自分を受け入れてきたこと」

「内観スキルを知っていたこと」

が大きかったと感じます。

内観を知っていたから、「母親だからしっかりしなければ」「早く前を向かなければ」「子どもの前で泣いてはいけない」という類の思い込みは手放せる、ということを知っていました。「~でなければ、〜してはいけない」という思い込みがないので、我慢することなく、ありのままの私を出し切ってきた、そんなありのままの私を受け入れてくれる人たちがいたから、今日がある、と確信しています。

死別後1~2ヶ月のある夜、歯が折れそうなほど食いしばって震え泣き叫ぶ私のそばで、父が静かに言いました。

「そうや、泣きたいだけ泣けばええ。お父さんはただここにおるだけやけどな。」

その言葉に、どれほど救われたか分かりません。

ただ、受け止めてもらえる安心感。

義理の息子を突然亡くし、そして幼い孫を二人抱えて泣きながら生きる娘――その状況を前にして、父はどれほど複雑な思いを抱えていたことでしょうか。

それでも、父は「気持ちをわかってやることもできない。お父さんはな、何もできへんけどな、話聞くだけはしたるからな」とそっと寄り添い続けてくれました。

悲しみを全て受け止めてもらえる、そんな安心感に包まれたとき、前に進めない自分を責め続ける気持ちが少しずつ薄れていき、心にほんの少しだけ余白が生まれたのを覚えています。

私が、一歩前に進むことができたのは、「勇気」や「強さ」ではありませんでした。悲しみを完全に乗り越えたわけでもありません。これからも、「勇気」や「強さ」は必要ないし、この悲しみや寂しさを乗り越えるつもりはないです。なぜなら、そんなものはいらない、そんなことはしなくていい、と気づいたからです。

 一歩を踏み出せたのは、ほんの小さな「きっかけ」や「軽い行動」の積み重ねでした。

• 泣いた後、ノートに思いを書き出してみる。

• どんなに支離滅裂な文章でも、信頼できる姉や友達にメールで気持ちを伝える。

• 5分だけでも、姉と電話で話してみる。

そんな、小さな行動が次の行動を呼び、気づけば一歩ずつ前に進んでいました。あの頃の私にとって、父や姉の存在は何よりも大きな支えでした。

二人がすべてを受け止めてくれたからこそ、私は自分を責めることを少しずつ手放し、小さな行動を積み重ねることができたのだと思います。

悲しみのどん底にいるとき、人は自分一人ではなかなか立ち上がれません。だからこそ、決して無理せず、「ありのままでいい」と自分が、誰かが、受け入れることが大切なのだと、今なら分かります。

夫を亡くし暗闇の中にいた私が今、公務員を辞め、発信を通じて誰かの支えになりたいという思いで様々なチャレンジをしているなんて、あの頃の自分には想像もできなかったことです。

悲しみの中で、立ち止まりながらも小さな行動を積み重ねた先に、今の自分がいると実感しています。これからも、同じような悲しみを抱える方の背中をそっと押せるように、この歩みを続けていきます。

セッションの中で、「行動できていることに、今気づきました」「将来に対する不安を柔らげることができました」と一歩を踏み出した方々がいらっしゃいます。きっと、その小さな一歩が、未来への道を少しずつ照らしてくれるはずです。

あなたが抱える悲しみの重さを分かち合いながら、一緒にその道を探していけたらと願い、これからも、私は発信し続けます。

無料個別セッションは今週いっぱいで一旦終了します。残席わずかですので、一歩踏み出そうと思われた方は、ぜひお会いいましょう。

お申し込みは こちら です。




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