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「じゃあいいよっ」さん。あなたの中にも住んでませんか?
おはようございます。
いつもお読みいただきありがとうございます。
内観コーチのまゆみです🌈
みなさん、
「じゃあいいよっ」さん
ってご存じですか?
我が家では、たまに
「じゃあいいよっさんが来てるよ」とか、
「それ、じゃあいいよっさんじゃないの?」
という会話が交わされます。
「じゃあいいよっ」さんというのは、
何かを頼まれたとき、
本当はやりたくないし、
断りたいのに、
つい
「うーん、じゃあいいよ」
と引き受けてしまう
その瞬間に現れる存在のことです。
でも、考えてみてください。
「じゃあいいよ」と言った時点で嫌な気持ちが残っているのなら、
それって全然「いいよ」じゃない
ですよね😂
むしろ、
無理をして我慢することで自分が苦しくなってしまいます。
子どもの「じゃあいいよっさん」
この「じゃあいいよっさん」
私の娘がよく抱えていたんです。
保育園の頃から、2歳下の弟のわがままに、
「うーん、じゃあいいよ」
「⚪︎⚪︎くんが先でいいよ」と、
つい弟を優先してしまう癖がありました。
娘自身はやりたくないことでも、
弟の言う通りにしてしまう。
そしてそのたびに、
なんだかモヤモヤした顔をしていました。
そんなとき、私は娘にこう声をかけるようにしていました。
「本当にいいの?
嫌なら断っていいんだよ。
我慢することはないんだからね。」
娘はこう答えました。
「だって断ったら、⚪︎⚪︎くん(弟)がウニャウニャ言って、
うるさいし、それがしんどいから、
もうじゃあいいわってなっちゃうねん。」
…その気持ち、よ〜〜〜くわかります。
大人だって、
断ったときに相手が嫌な顔をしたり、
不愉快そうな反応をしてくると、
自分までその不機嫌さに巻き込まれてしまうことがありますよね。
「じゃあいいよっ」さん。
娘の中では随分いなくなっていましたが、
最近、学校にいる時、出てきちゃった、と話してくれました。
私は娘にこう伝えました。
「思い出して。
断るのは、悪いことじゃないし、
普通のことなんだよ。
息をするくらい、歯を磨くくらい、
普通のこと。
その結果、相手がすねたり、怒ったり、
不機嫌になったとしても、それは
相手の問題
であって、あなたの問題じゃない。
「相手がどう反応するか」は
相手の選択
であって、
気にする必要はないんだよ。」と。
もちろん、
引き受けたい、
オッケーだよ!!
の時は「オッケー!🙆」
と言えばいい。
「じゃあいいよっさん」に支配されて無理をする優しさは、
その場しのぎの解決策でしかない
自分の心に正直にならず、
我慢して引き受けた優しさは長続きしません。
結果的に、長い目で見て、
相手との関係もぎくしゃくしてしまうかもしれません。
本当の優しさは、
自分の気持ちを大切にしながら、
相手と向き合うこと。
自分が無理をしないからこそ、
心に余裕を持ち続けることができるのです。
「じゃあいいよ」と言った瞬間にモヤモヤするなら、
皆さんの心にも、
知らない間に「じゃあいいよっさん」
が住み着いているかもしれません。
「じゃあいいよっさん」を追い出して、こう言ってみませんか?
「ごめんね、今は無理だよ。」
「これだけならできるけど、それ以上は無理かな。」
「今回はお断りします。」
自分を大事にできる人こそ、
周りにも本当の優しさを届けられるのです。
「じゃあいいよっさん」を追い出して、
心に余裕と本当の優しさを取り戻してみませんか?☺️