バカみたいだけど私の理由
私の中のもう一人の私はもしかしたら
すごく遠くにいるのかもしれない。
会ったことあるような、ないような
それぐらい遠く手の届かないどこかに。
だからなのか私はずっと
誰かではなく何かにそばにいてほしかった。
私ではない誰かの意見は
あくまで誰かの意見であって
私が従わなければならない理由はない。
生まれたときからそばにいてくれた
親は外に出れば離れ離れになるし
それはいつのまにか当たり前で
不安なのは確かだけど
常に親と一緒にいたいわけでもない。
かといって他人といたいわけでもなく
愛してくれる彼氏がほしいわけでもない。
私は誰かに守られたいんじゃない。
私の中の何かを信じたいだけ。
何かを肌身離さず持っていれば
心が落ち着くのかと思い
ネックレスをいつもつけてみたり
ピアスを開けてみたりしたけど
いまいち効果はなかった。
だから私は私の身体に刻みたい。
私の中の強いもの、弱いものを
言葉ではとても表せない感情を残したい。
この言葉だけを読むと本当にバカみたいだ。
でもこれは私の理由。
偏見ばかりの世の中で
弱さを必死に隠して生きてる
強く見られる私の理由。
どうぞ、笑ってください。
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