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奮闘OL日記

損する人間がいるということは得をしている人間がいるということ。そのことに気づいた時から、生まれてから今までの間に自分以外へ迷惑をかけた分を取り戻すべく、他人からかけられる迷惑は困り顔をしながら引き受けて、迷惑をかけた相手とは縁を切って、全ての損や迷惑などのネガティブをプラマイゼロにしようと努力している。

だからお金を使うと安心する。迷惑の対価を支払えばWin-Winだから、お互い気持ちがいい。恩を恩で返すのって個人の裁量によりすぎる。世の中は労働が舐められていて安過ぎる。アイドルも、メイドもサービスは全てお金の対価だから安心する。百貨店でコスメを試して、買わないという選択肢はない。

たとえば電車やバスで1人以上のスペースを占有するとか、宅配ボックスを占領するとか、乗り換えのエスカレーターに割り込むとか、新幹線や飛行機で靴を脱ぐとか、最後の在庫を使った人が発注してないから経費精算する羽目になるとか、会社のお荷物になるとか、特進クラスで学年の平均点以下をとるとか。そういう小さい迷惑ってそこらじゅうに転がっている。そういう細かいことに気づかないように寛大にならなくちゃ、いつまでも成仏出来ないのかもしれない。 

ここから先を生きる理由は自分にあると思えないし、その理由を他人に求めよう与えようとも思えない。我ながらびっくりするくらい真面目で責任感がある人間に育った。他人に依存が出来ないというのは自立していてとっても立派だと思うけど、自虐も含んである種病気だと思う。養子を迎えることも考えたけれど、マトリョーシカの中身が、割っていくたびに小さくなるみたいに、子供は親を天井だと思うのであれば幸せに出来る(なれる)はずがない。 

今年は朝起きる時の吐き気とか目眩とか、わけのわからない焦燥感と不安で布団で泣き喚くとか、してない。だから、地獄から蜘蛛の糸よりも強くて太い綱を掴んで這い上がってきたつもりでいる。でも、いくつになっても私には、生きることがとっても辛いということに変わりない。お金を払って幸せなことを予定したり迎えたりしても、根底にある辛さは覆らない。それをもう受けとめた。私はずっと多分生涯こうなんだと思う。生きるのに向いていない。魂のパーツが足りていない。足りていないパーツは勉強やお金で買えない。だからずっと困ってる。

素敵なライフハックをひとつ。口を開けて泣くと、泣いていることがバレないですむらしい。でも、いま、飛行機の隣にいる人の足の臭いがつよすぎてそれどこじゃない(笑)グッチャグチャになるまで泣いても飛行機の音は思ったより大きいから、大声出して泣いてもいいかい。ダイノオトナガー

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