見出し画像

雨とハプニングの高知旅③

朝、柏島は少しだけ晴れた。
朝ごはんを食べる。宿のお母さんとお父さんと夜よりも色々話した。
おすすめのお土産、おすすめの柏島スポット、地震がこわいよね、という話。お父さんは、消防団に入っているそう。
災害で、人生で一度は行きたかった場所、見たかった景色が失われるのは怖い。能登にもいつか行きたい、と思っていたところ地震で景色が変わってしまった。今回雨だったけど、思い切って来て良かったと思う。柏島で出会ったのは民宿のお父さん、お母さんだけだけど、もしものときは全員逃げて助かってほしいと祈るばかりだ。

今日はグラスボートにのる予定だったけど、昨日の夕方に中止の電話が来ていた。
少し時間ができたので、晴れ間の柏島を散歩することにする。

曇っていてもこの透明度
青い
カニと遭遇

すぐに、四万十川の水も海の水も全部吸い上げて落としているのか?というくらいの雨が降ってずぶ濡れになった。

急いで車に乗り、少し島の方を回ってから柏島をあとにした。
この雨でもシュノーケル?ダイビング?の格好をした人たちが歩いていた。

宿のお母さんが教えてくれた須崎の鍋焼きラーメンまゆみの店を目指す。途中、こちらもお勧めされた芋けんぴやさんの水車亭を道中にみつけ、芋けんぴを購入。
ちなみに、気温は30度前後の残暑。そして湿気がすごい。にもかかわらず、まゆみの店は結構並んでいた。観光というより地元の人たちという感じだった。
少しして諦め、別の店を探す。
人のいない商店街に、真新しい魚料理の店をみつけ、入る。まるメガネに蝶ネクタイのおじさんが出て来て、高知は定置網が盛んだけど台風で網を引き上げているから、今日はあんまり魚の種類が無いよ、と言われた。千円の海鮮丼を選ぶと、汁物と小鉢のついた豪華な定食で、お腹いっぱいになった。

食べたあと、高知市内へ向かう。
牧野植物園を目指す。
五台山という山の上にあり、くねくねした道を走る。もうすでに植物園だね、とAちゃんと話す。
植物園は、入り口からすでに最高で、ドラマファンにはたまらなかった。本物を見たかった植物たちが、すごい数の名札付きで植っていた。

花も見たいな
スエコザサ
ドラマ思い出して泣く
写真で見るとこの静けさ。人はたくさんいた
温室の入り口


すごく広い施設で、回りきれなかった。
中秋の名月のイベントがあり、温室は夜までやっているようだ。音楽イベントもあるようで、たくさんの人が来ていた。高知の人たち、文化的だなぁ〜

牧野博士が最後、ちゃんと世間に評価されてから亡くなっていて本当に良かった。
笑顔の写真がいっぱいだけど、貧しくて好きなこととはいえ一つのことを追い求めるのはすごく大変なことだったろう。改めてすごいと思った。

次↓


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?