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雨とハプニングの高知旅①

いつからか、私の見る専インスタのおすすめには高知の投稿がたくさん流れてくるようになった。

高知にはずっと行きたいと思ってて、それがAIにバレてただけだと思うけど、今こそ高知に呼ばれてる気がしてならなかった。

特に高知の西端にある柏島は、私の心を惹きつけてやまず、もうここにさえ行ければ良いと思うくらいに行きたくて仕方なくなった。

でも欲張りなので、四万十川、仁淀川のブルーもすごく魅力的だし、ゆすはらの隈研吾の原点になった建築もみてみたい。かつおも食べたい。大好きな朝ドラ「らんまん」の牧野植物園も絶対行きたい。

急かされるように、旅友達のAちゃんを誘うと快諾してくれたので、夏の終わりに高知行きの飛行機を予約したのが7月下旬。

すぐに柏島の民宿を探した。検索してもあまり出てこないので、Googleマップで探して、良さげな民宿に電話した。九月の三連休なので、この時点でどこも結構埋まっていた。ようやく、ある宿が「海の見えない部屋なら一室空いてます。」とのことで、海まで1秒くらいの立地の宿なので、別に部屋から見えなくても良いよなと思い、予約した。

パジャマ、歯ブラシ、タオルはないので必要なら持ってきてください。朝夕食付きます。着くのが19時すぎる場合は連絡ください。…と、民宿の注意事項を電話口で聞き、慌ててメモしたが、いざ出発する前の日に「パジャマ、歯ブラシ、タオル」と書かれたそのメモを見て、これは必要なものなのか不要なものなのか一瞬分からなくなり、いつも確認メールに頼りきりの現代人の自分に少し呆れた。

いつも旅の前に「ことりっぷ」を買って熟読してプランを考えるが、今回は行きたいところが多すぎてどんなに読んでも効率よく回る方法がわからず、結局どれかは諦めることになりそうと思いながらマップと睨めっこしていた。

そうしていつのまにか出発の日になった。

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