異国のコロナ禍での出産にて見えた希望の光
次男がSage femme(助産師)さんに取り上げられ誕生。
何もなければ当日に帰宅できたのだが、次男の血液型とその他の要素が重なり、病院にて一定の経過観察がルールとして定めれており週末は、病院に残ることになった。
すなわち2日間は会えない状態となってしまった。
コロナ対策の為、私は新生児エリアには立ち入り禁止、泣く泣く生まれてから帰宅して興奮して眠れず今、これを書き始めた。
変な感覚。
毎日がコロナとの戦いだった(戦いは続いてる)
感染を防ぐべく、仕事は速攻テレワークに切り替え、Webでもできるような会議等の会社からの呼び出しは拒否した。
買い物以外は、敷地外には出なかった。
買い物も計画的かつ徹底的な衛生管理。
少し前のロックダウン状態の時は、父親の立ち合いも出来ない可能性もあるという話も出ていたり、不安は尽きなかった。
最終的には立ち合いはでき、母子共に健康で生まれてくれ本当に良かった。
必要なものが手元にない!
嫁の実家にいつでも取り行ける、持ってきてもらえるだろうと思っていた赤ちゃん用品は、移動制限がかかり入手不可に。
買うしかないかな〜と思いつつ、隣人に何気に話すと、1歳児のいる隣人夫婦が足りないものをすべて貸してくれた。
長男をどうする?
陣痛が来てから病院に行って出産する間、長男をどうするか?これに頭を痛めた。
当初のプランは、近くに住んでいる親友の夫婦に来てもらう予定だったが、その友人は人との接触があるので、感染リスクがゼロではなく断念。
いつもお世話になっている隣人たちの中で、完全外出制限をしていたマダムが任せてくれと言ってくれていた。
とはいえ彼女にも仕事があり、仕事に影響が出るのも申し訳ないので、、、と思ってると
仕事はもうアポ移したから問題ない!心配ないよ!と電話をかけてくれる。
また別のマダムからも、この日彼女がいないのは聞いたよ!
私はその日いるから任せて、私達はここにいるから!と優しい一言。
最終的には、弱めの陣痛が始まった時点で、嫁の両親が遠距離の外出証明を取得し、早めにやってきてくれた。
病院に行くまでに到着してくれ、問題は解決。
フランスの田舎で、隣人達の優しさに触れて出産前に感動で胸がいっぱいになった。
たくさんの祝福
翌日長男と駐車場で朝から遊んでいると、隣人達が窓から生まれたの?と朝一番に声をかけられてみんなに報告。
みんな自分達のことのように喜んでくれた。
また家族、友人達はもちろん、さらにはTwitterの仲良くしていただいている皆さんからも暖かい言葉をたくさんもらい祝福してもらう。
さらには、いきつけのワインのカーブのお姉さん、肉屋のおじさんもお祝いだ!といってワインやフォアグラをくれた。
感動屋の私は、涙ぐみながら、ソーシャルディスタンスを保ち、心の中で皆さんにハグした。
生きるということは辛いことも沢山あるけど、素敵なことも沢山あるのだと子供にも教えていきたい。