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【vol.7-1. 2023年度号】【寄稿】「2023FCふじざくら山梨フェスティバル(春)Uー12に参加して」

こんにちは!
2023年度最初の耳すま記事は、
2022年度、山梨県初のなでしこリーグ参入を果たした「FCふじざくら山梨」主催のU12大会に参加した小学6年生サッカー女子さんからの寄稿です。

富士山の風景とともに、女子小学生サッカー選手の文章を、ぜひ、お楽しみください!

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 4月29、30日、山梨県南都留郡鳴沢村にあるフジビレッジで開催された、「2023FCふじざくら山梨フェスティバル(春)Uー12」という大会に出場した。

 GWの初日ということもあり渋滞を予想して早朝に集合し、チームメイトと共に山梨へ向かった。会場に向かう車の中では、少し遠足のようなワクワクした気持ちと、どんなチームと戦えるのだろうか、私たちはこのチームでどこまで戦えるのだろうかというドキドキした気持ちでいた。
 
 試合会場に到着して車から降りると、そこには日本一の富士山をバックに綺麗な緑の人工芝が広がっていた。

 壮大な景色の中キラキラと輝くグラウンドをみて、こんな環境でサッカーができるなんて幸せ~!と胸が躍った。荷物をおろし、早速ウォーミングアップを始めた。人工芝はふかふかで走り心地も快感だった。心なしかみんな笑顔で走っていたような気がした。

 他のチームもウォーミングアップが終わると、いよいよ1試合目が始まった。始まりの笛とともに全員で整列し挨拶をしてピッチに入った。戦ったことのない県外のチームと対戦できて、とても新鮮だった。はじめはみんな少し固かったけれど、徐々にチームワークも良くなってきて、自然と声も出てきた。前半よりも後半、1試合目よりも2試合目、2試合目よりも3試合目といった具合に、自分たちでも感じるほど、プレーも良くなっていった。

 今大会は関東近郊の女子チームが総勢16チーム参加し、1日目は4チームずつに分かれて予選リーグを行い、2日目は1日目の結果で1位~4位トーナメントを行い順位を競った。

 私のチームは、初日の3試合を終えると、近くの宿へと向かった。宿に着くと、美味しいご飯が待っていた。富士山をバックに食べたお弁当もよかったけれど、みんなで落ち着いて食べた宿のご飯も美味しかった。メニューはとんかつ!!きっと明日も勝てますようにという縁起担ぎもしてくれたのかな(笑)

 ご飯を食べた後、コーチを囲んでチームミーティングをした。1日目を振り返って、チーム全体として良かったことや改善点、自分自身の良かったプレーや反省点等をみんなで話し合った。宿泊ということもあり、試合当日にここまでしっかり時間をとってみんなで話し合ったのは初めてかもしれないと思った。

 2日目は雨が降る予報だったのでその注意点や、2日目の作戦会議もできて、とても有意義な時間だった。ミーティングの後、部屋でみんなでトランプをしたり、おしゃべりをしたりしていたが、予想以上に疲れていたので、私は下級生と一緒に早く寝てしまった。

 2日目は予報通り、あいにくの雨、、、。朝ごはんをモリモリ食べて、身支度をし、荷物をまとめると、宿の方に挨拶をして、フジビレッジへと向かった。会場について車から降りると、1日目に見えたはずの富士山が見えなくなっていた(涙)。1日目にたくさん写真撮っておいて良かった~と思った。

 はじめは小雨だったが、試合中に本降りになり、気温も下がってきた。2日目は順位を決めるトーナメントということもあり、どこのピッチからも1日目以上の気迫が感じられた。応援の声も、嬉し涙、悔し涙、歓喜の声、肩を落とす選手、それを励ますチームメイト、色々な喜怒哀楽を見ることができた。

 私個人の感想としては、この大会に参加できて本当に良かったと思う。新チームの体制になってまだ1ヶ月。試合経験もまだまだ浅い私たちだったが、この2日間で大きく成長することができた。私のチームは人数が少なく、Uー12といえど、5、6年生だけで戦うことはできない。けれど、色々なポジションを経験して学んだり、6年生と下級生が協力してゴールを目指したりすることで、声を掛け合い、今まで以上にチームワークを深めることができた。

 このGWというタイミングで、この大会に参加させていただき、主催者の方々、コーチ、両親、チームメイト、関わった全員に感謝の気持ちしかない。

 この経験を糧に、これからもこのチームで、みんなと一緒に成長し、楽しくサッカーをしていきたいと強く思っている。

小学6年生サッカー女子


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