【読書感想文】「激ヤバ」ランジャタイ 伊藤幸司(ネタバレなし)
ラジオや落語
マイクの前に人間
言葉や動きだけで
見えない何がが見えてくる世界が好き
ランジャタイを好きになったのも
きっとそれだ
彼らの漫才を見ていると
動物や風景が見えてくる
すべて破茶滅茶だけれど
伊藤ちゃんは国ちゃんの隣で
ツッコミもせず
笑ったり 心配したり
バラエティでも
自分から前に出るタイプじゃない
だから伊藤ちゃんの中を覗いてみたかった
書かれている文字は
彼のいつもの語り口調
傍で話を聞いている気分だ
国ちゃんの奇行が目立つけど
彼の日常も
漏れなく激ヤバ
読んでいて可笑しくて
笑いながら涙した
彼の瞳が見た世界
ありのままに紡いだ言葉に引き込まれる
人間味って奴だろうか
表題作「激ヤバ」だけでも
読んでみてって誰かに言いたい
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