wk 5 / 仕事へのモチベーションを保つ
には、皆さんどうしていますか?
私は、ノルウェーの首都オスロをベースにしているITスタートアップ企業にて、プロダクトマネージャー(PM)をしています。
今回はプロダクトマネージャーに特化した話ではなく、仕事へのモチベーションについて思うことを書いてみようと思います。
モチベーションの上げ下げの要因は、人により様々だと思いますが、私が思い当たるものを書いてみようと思います。
モチベーション維持及び向上に一役かうもの
上司や同僚からのフェアな評価(言葉であれ報酬であれ)
ギリギリやれるかな、くらいの仕事難易度および量
意識の高いチームの中で働くこと
チームと信頼関係を築けていること
自分の興味のある分野、課題に取り組める環境
自分の成長が明らかにわかること、将来性があること
進捗などがあり、達成感を味わえること
逆に、
モチベーションを下げるもの
上司や同僚の敬意のない発言
フェアではない評価
過不足な仕事量
不明瞭なゴールや期待
上司や同僚からの適切なフィードバックやフォローアップが不足していること
チーム全体の士気が低いこと
自分の成長がわかりづらいこと
達成感を味わう機会が得られないこと
まさに、モチベーションの維持や向上に一役かう要因の対となる内容がモチベーションを下げる要因になっているようですね。
今、自分がモチベーションを維持できる要因をどれだけ会社から与えられているか考えてみると、以下の2つくらいではないかと思います。
意識の高いチームの中で働くこと
自分の興味のある分野、課題に取り組める環境
スタートアップであることを考慮すると、2つ当てはまるだけでも、とても恵まれている環境だといえるかもしれません。
以前、日本で仕事をしていた時のことをふと思うと、すべてが当てはまったように思います。やはり優秀なマネージャーや組織力にしっかり投資できるのは、大企業の強みではないかと思います。
つまり、裏を返すと、私の今の職場でモチベーションを下げる要因は、少なからずあります。
しかしながら、
私は比較的自分の仕事へのモチベーションを維持できていると思います。
友人や同僚からも、どのようにしたらそのようにモチベーションを高く維持できるのか、と聞かれることが何度かありました。
そんなわけで、
モチベーションを下げるものに思い当たった人におすすめ
どのようにモチベーションを維持するのか。
会社から与えられる環境をそのまま受け入れたり、上司に伝えたりするだけではなかなか状況は改善しづらいですよね。私もそうなんです。
自分ではどうしようもないことはもちろんありますが、ちょっとした工夫をすることでモチベーション維持につながることもあります。
上司や同僚の敬意のない発言
あります。息苦しくなるような発言をされることもあります。特にリモートワークが増えて、コミュニケーションがデジタル化した分、本人の意図とは違う伝わり方になってしまうこともあります。しかしながら、誰かが傷つくようなコミュニケーションは誰の得にもなりません。もちろん、チームや会社にとってもです。私が我慢できても、同僚が被害を受けるかもしれません。そんなわけで、私自身は、不愉快であったり、酷く敬意のない発言のように受け取れた場合は、相手にフィードバックができるように、スクリーンショットなどでログを取ります。本人に直接伝えるのが難しい場合は、HRなどに連絡します。
不明瞭なゴールや期待
これもあります。コミュニケーションの問題ですが、何が悲しいかというと、チームがどれだけ時間を費やして頑張っても、ゴールや期待される結果にずれがあると、チームの努力が報われません。むしろ、不要なコストとなってしまいます。
可能な限りの明確なゴール設定と、そのプランや期待値を関係者とすり合わせる必要がありますが、一人で頑張ってもこればかりはどうにも難しいので、割り切りましょう。割り切って、責任者や関係者と合意形成の進め方を話し合い、合意形成の進め方自体に合意してもらいましょう。あとは、振り返りと改善の繰り返しです。
過不足な仕事量
仕事量が多すぎても少なすぎてもモチベーションが下がるわけですが、少なすぎる時は特にご用心。仕事が少ないからそれに集中できる、それはよし。残った時間をどうするか。のんびりする、それもよし。ですが、貴重なまだ若い頭を使う機会を1時間1分1秒失っているわけです。(今が一番若いですからね。)程よい仕事を振ってくれる上司がいる方は、ぐんぐん伸びる。
私自身、今の職場に転職する前の職場で、しばらく怠惰な心と焦燥感でいっぱいでした。仕事が少なすぎる方は上司に話をするのが一番かとおもいますが、変わらない場合は何かしら習慣を見つけるのが吉。仕事量が多すぎる場合は、これまた上司に相談したのち、優先順位付けするのが吉。
上司や同僚からの適切なフィードバックやフォローアップが不足していること
スタートアップをはじめ、忙しい、時間がない、などを理由にフィードバックやフォローアップに重きを置かない人は多いかと思います。ただ、必要と感じれば、自分からミーティングを希望するといいかもしれません。それでもなかなか上司や同僚から期待しているフィードバックを得られないときは、社外にメンターを求めることも手です。私自身、職場に唯一のプロダクトマネージャーであることもあり、大学の友人の職場の先輩にメンターをお願いしていた時期もありました。第三者の視点で自分を評価してもらうこと自体、とてもよい気づきが得られますし、プロダクトマネージャーとして、何をしていいのかわからなかった私にとって、非常にありがたい存在でした。
自分の成長がわかりづらいこと
会社によっては明確な階級制度のようなものがあったり、スキルアップのコースがあったりするなどしますが、そのようなものがない会社もあります。私の場合は、必要に迫られるたびに、オンラインコースで学習したり、関連する記事を読んだりしています。それらのログをとることで、自分の成長を客観的に見ることができていると思うので、同じような難しさを感じている人にも、ぜひ形に残すことをお勧めします。何気なく仕事している、というひとでも、ログにしてみると成長に気づくことができるかもしれません。
達成感を味わう機会が得られないこと
私自身はプロダクトマネージャーとして、プロダクトチームに達成感を味わってもらいたいと奮闘しているわけですが、私自身に達成感を味わう機会を上司が用意してくれているわけではありません。そんなわけで、私は自分のAchievementsノートをつくりました。
そこには、私自身が褒められて嬉しかったことや、やっとできたことなどを書き留めています。(そして物事がなかなかうまくいかないときに、元気を出すために読んでいます。)
まとめ
長々と書いてみましたが、私はモチベーションが高い時は、仕事の質もよく、仕事自体を楽しめているように思います。与えられた環境に加えて、何か自分でモチベーションを高められる方法を見つけられるといいですよね。
今回の記事が、誰かのモチベーション向上に一役かえたら幸いだなぁと思います。
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ノルウェーに引越しました! 最近右が分かるようになってきて左はまだわかりません。 サポート、ありがとうございます!