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先生

DoctorであったりTeacherであったり
「先生」はすごい

毎日たくさんの人間を相手にするからかとても礼儀正しくて、言葉遣いも丁寧で必要以上に関わることは無く常に一定の距離を保たれていた
仕事は仕事で割り切っている、そんな印象

サッパリしているところはあるけれど冷淡だというわけではなく真摯にひとりひとりに向き合って、何がいいのか、どうすればいいのか、適切な対処を一緒に考えてくれるとても優しくて温かい人だった

同じごはんを食べている日は嬉しかったし遅くまで残っている日は心配だった
当直の日は何事も起こらないようにと願ったし明けの朝ちょっぴりいつもと違う感じに揺られ上衣を羽織るのが格好良かったりパソコンに向かう後ろ姿や手先に惹かれたり靴が違う日は気になって聞いてみたり
いつの間にか先生がいないことが不安になるくらい

自分が想像つかないほどたくさんの経験を積まれていて、とても頭が良くてひとりの人間として自分のことを考えて配慮してくれて、先生としても人としてもどれだけ素敵なのか全然わかっていなかった初期の頃、色んなすれ違いと勘違いと情報共有不足で反発して拒否拒絶していた自分が恥ずかしい身の程をわきまえろ

世の中には、いろいろな人がいる。〔中略〕常識が異なる人とかかわること〔中略〕、かかわらざるを得ないという場合は、〔中略〕礼儀正しく相手に敬意を払いつつ、〔中略〕一定の距離をとることが安全策なのである。
相手はよそよそしいと感じるかもしれないが、形式的にであれ十分な敬意を表すことで、相手の攻撃を防ぐことにもつながる。

発達障害「グレーゾーン」生き方レッスン 岡田尊司

先生はご自身を、そして関わる人を正しくより良い在り方で守っておられる
どうしたって本名が公開されてしまうお仕事だし本当に色んな状態の人と関わらないといけないから、個人情報の管理とか気をつけていないと夜道で刺されそうだ

怖いよね

人間だからさ一定量の愛や関心を継続して注ぐなんて難しい
好意と行為はイコールではなくて
好意が行動に直接反映されるかというとそうでもなくて
愛着なのか執着なのかわからなくて
ただその残像に縋り付いているだけ
信頼することと頼ること、依存と執着は違うものたちなのだから

人の温かさと優しさに気がつけるようになってしまうと離れた時にとても寂しくなってしまう
良い面に気がつけるのは素敵なこと、同時に苦しくもなってしまう
気持ちに折り合いを


おまけの話
ついにメルカリで医療用スクラブ買いましたワイン色でピンクが好きな先生もよく着ていた
大分とち狂ってるかもしれないけれどそれでもまあいいでしょう
結構動きやすいとか洗濯楽とかいうじゃんね秋にはちょうどいい色だ




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