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会える日を迎えに行く

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3月が苦手なのでその日を迎える覚悟を積み重ねようと試みるために文章を綴る。
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#I

06:存在する罪、原罪、はたまた現在

06:存在する罪、原罪、はたまた現在

西加奈子さんの『i』読了。
苦しくなって、溺れて、救われたような気がしながらも言葉にできなかったかつての感情に出会って、やっぱり苦しい。
そんな感情でいっぱいのままこうして書き始める。

存在する罪宗教的な意味ではなく、存在しているだけで罪の意識を覚えることは私にもあった。
助かった側、生き残った側。
大袈裟な言い回しじゃなかったとしても、正義を振り翳した側、傷つけた側、嘲笑した側。
見えない線を

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