姉さん、事件です!
それは突然判明した。ある日のTwitter。
わたしのnoteの記事からはじまった会話で、ある方が大阪に来るついでにコープさんに寄ってみようかな、と言ってくださった。
神戸まで来てもらえるのはありがたいけど、もう少し大阪寄りにも店舗あったはず…とネットで検索していたわたしの目に、驚きの文字が飛び込んできた。
コープマリナパーク
マリナ……パーク…ですと!?
あ、あのお方っ!なんとすでにコープさんまで手中に収めてはる!!!
これは見に行っとかなあかんやつ!!
その日、わたしは必ず近日中に潜入せねば!と強く心に誓ったのでした。
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さて、バタバタしていたあれこれがようやくひと段落つき、豪雨からの晴れ間が広がった昨日。これほど潜入にふさわしい日はない!と確信したわたしは、急いで西宮へと車を走らせました。
ナビの指示通りにスムーズにたどり着き、屋上の駐車場からエレベーターでいざ店内へ。
でも用心深いわたしは、いきなり本丸へ突入したりはしません。
まずは店舗周辺から偵察。
いったん店外へ。
おっと!いきなり発見です。
お隣にでっかい建物。マリナの文字!
こっこれは!!
はい、偉大なるマリナ様傘下の施設がこちら。
やべー、あのひと病院まで持ってはる!!
普段のnoteにも、隠し切れないその大物っぷりの片鱗が垣間見えていましたが、さすがマリナ様!侮れません。ここまでとは。
周囲に細心の注意を払いながら、ゆっくりと一周します。
そこでわたしはさらなる衝撃を受けるのです。
大きなマンションが立ち並ぶ一角で見つけた看板にはなんと…
西宮マリナパークシティ 丘のある街
と書かれているではありませんか。
えっ、街ごと???
マリナ……パーク…
…シティ…
コープさん一軒どころか、なんと街まるごと作ってしもとる!!
しかもただの街とちゃいまっせ!
丘の、丘のある街やで!!
恐ろしいおひとや…
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今世紀最大の衝撃を受けたわたしは、もう息も絶え絶えに、周辺の偵察を続けるしかありませんでした。
大きなマンションとちょっとしたお店が立ち並ぶ一画以外は、目の前が大きなヨットハーバーになっており、ひと気があまりありません。
飾られた立派なヨットのモニュメントと謎のマーメイド像。逆光は許して。
西日本最大級のヨットハーバーやて。
さすがマリナ様傘下の街。スケール感が違うわぁ。
すがすがしい敗北感を胸に、静かにひとり街を歩きながら、最終目的地であるコープマリナパークを目指すわたし。
入口を目前にしてこんな看板が。
おお、博愛精神!
マリナ様の慈愛の深さよ。
そうよね。わたしたちみんなで力を合わせて、くらしをよくしていくため……
生協にご加入ください…
うん…
出資額…多ない?
ちょっと圧を感じるのはわたしだけ??
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さあ、気を取り直して、正面玄関から店内へ。
店内は広くて清潔。売り場もとっても見やすくて、隅々まで整理整頓されている感じが伝わってくる。乱雑に置かれたストックの箱などは一切見当たりません。
やはりマリナパークと冠をかかげるだけのことはあります。
理念が崇高。
さすがとしか言いようがありません。
まず向かったのはやっぱりパンコーナー。
メロンパン愛好家のわたしとしては、こちらのコープさんのパン売場をまっさきに偵察せねばなりません。
うん、安定のハイカラメロンパンたちの群れ。
コープさんのメロンパンはやっぱりこうでなくっちゃ。
一部が2割引きになっていたので、今日こそは新しい味に挑戦。全種類買ってみます。
それにしてもいつも割引になってるミルククリームとキャラメルあん。
この時点で推して知るべしという文字が頭に浮かびますが、何事も経験が大事。体感を大切にするわたしは、あえてそこに挑みたい!
メロンパン試食編は、また別の記事で!(だいすーけさん、待ってて!)
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さて、マリナ様といえば言わずとしれた珈琲の女王。
ここはコーヒー売り場を視察しないわけにはいきません。
おおっ、さすが!売り場面積がデカい!!
なかでも、ドルチェグストコーナーの充実っぷりが半端ねー。
よく見ると売り切れが続出。すごくないですか?
てか、みなさんそこは油森珈琲をドリップするんじゃないの?
どうやら大海のように広いお心の持ち主マリナ様は「珈琲の楽しみ方はひとそれぞれ。みんな、好きにしたらええやん」と優しく見守っていらっしゃるよう。もしくは、ネスレ日本となんらかのつなが…×××
あっ、これは言うたらあかんやつかも…
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次に気になったのはお隣のシリアルコーナー。
ちょっとここも売り場面積がなかなか広くない?充実度がすごい。
そんなに需要あるの?
お洒落なマリナパークシティのみなさまは、珈琲とともに朝食に召し上がるのかしら?
それから、わたしの好きなBABA菓子コーナーもなにげに充実していました。
バイヤーさんの好みなのか『播州駄菓子』とか『やっぱり姫路』とか、ずいぶん渋いよね。神戸でもなかなか見たことのないものが。
九州の芋菓子も多いし、ずいぶんと西寄りなラインナップ。
ちゃんと炭酸せんべいがあるところが、おお兵庫のスーパーやな、って感じさせますね。
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そして、神戸と言えば実は地ソースも有名。
こちらの売り場には、オリバーソースやばらソース(ここローカルすぎて公式サイトないの!)、イカリソースなど関西を代表するソースがずらり。
なかでも一番目をひいたのはこの最上段の金色のラベル、麻辣どろソース。
これはめっちゃ気になる!!焼きそば以外にもいろいろ使えるみたいで、一度試してみたくなりました。
そもそも、関東のひとってそもそも『どろソース』ってなに?ってなるよね。お好み焼き屋さんで、銀色のソースポットのフタのつまみが青と赤で区別されてるの知らんと、辛いどろの方をたっぷり塗ってしもて、えらい目におおたりするよね。
ばらソースでは『どろ』やなくて『どべ』って言うんやで。地元民でもなかなか手に入らん、月に一回だけしか売ってない幻のソースなんやで。
お好みソースととんかつソースと焼きそばソース使い分けたりせえへんのよね。関西人は家の冷蔵庫に用途別のソースが入ってるのが当たり前やから、そういうところもびっくりされます。
あと、オリバーの関西シリーズはお土産の鉄板。一回あげたらハマるリピーター、わたしの周りにめっちゃ多い。いっつもリクエストされるから、関東行く時荷物が地味に結構重いねん。
あ、あかん。ソースについて語りだしたらまた長なるから、それはまた別の機会に。
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お土産、といえばこちらにはちゃんと神戸土産コーナーも常設されてたよ!
うん、万人向けする老舗の間違いないラインナップ。
個人的にはあとここにレスポワールがあればカンペキやな。
きっとここはご近所のお友達とお茶したり、手土産持って親戚の家に頻繁に行ってはる、お上品な奥様がようけきはるんやわ。
スーパーはその売り場を見れば訪れる客層が知れる、とはまさにこのこと。
コープマリナパークさんはとっても落ち着いた雰囲気の、さすがあのお方のお膝元ですわ!という素敵な店舗でした。
そして帰り際、駐車場を出ようとしたわたしの目に飛び込んできたのは…
なにこの街灯!
点いてるのはここだけやったけど、あちこちにこの海鳥らしき電灯のフォルムが。
しかもこれ、一定の周期で七色に変わるのん!
お洒落か!どんだけ!!
いやー、最後の最後まで訪れる者の心を掴んで離さない、圧巻のコープマリナパーク潜入レポでした。
マリナさん、お誕生日おめでとうございます。
これからも益々のご発展をお祈りいたします。