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Every cloud has a silver lining 私の好きな英語のことわざ(イタリア語だとちょっと残念)
わたしが一番好きな英語のことわざは
Every cloud has a silver lining.
というもの。
どんな暗い雲の裏側でも銀色に輝いているんだよ、と。
意味としては簡単に言うと、「どんなに悪いことにもいい面がある」「困難な状況にも必ず希望がある」ということ。
英語のliningには、洋服の裏地みたいな意味があるから。わたしのイメージでは、雨が降るようなどんよりとした日に飛行機に乗り、その飛行機が雲を突き抜けて上昇したらぱあっと太陽が見えて、地上から見たら暗かった雲が上から見ると白くもくもくきらきらと一面に広がっている感じ。
このイメージが好きだから、このことわざが好き。
きのう、Netflixで「サンドマン」というシリーズをオリジナル音源(英語)とイタリア語字幕で見ていた。イタリア語の勉強も兼ねてるが、字幕読んでも追いつかないのでリモコン片手にとめながら見ている。
ネタばれしないように書くのでざっくりだが、シーズン1の第9話のあるコンベンションの場面で、主催者がスピーチの中で、 "But every cloud has a silver lining…"と言う。これは、会場の皆に、ちょっと残念なお知らせをしたあとに、でもここですごくいいお知らせがある、という意味で使われた言葉だ。みな、この言葉を聞くと「お?」と身を乗り出すわけだ。
その時のイタリア語の字幕は "Non tutti mali vengono per nuocere." で。
まあ、このEvery cloud…の言い方がもともと英語由来なので、それをイタリア語に美しく翻訳するのは無理だけど、このイタリア語のNon tutti mali…は日本語と同じく「悪いことすべてが害悪というわけではない」とでもいうような感じで、情景が浮かばず、まったく美しくなくて残念。
でも。
イタリア語にはなんだかおもしろいことわざがたくさんあるので、自分の勉強もかねて、次はイタリア語の好きなことわざを書いてみようと思う。