『ディヴァイン・フューリー/使者』
ゴリゴリのダークファンタジーアクション。
正直ソジュン主演でなかったら観ないかも…。
ただ、にわかの私がみてもキャストが豪華では!?
梨泰院から再び共演、リュ・ギョンス。
サイコからはスンジェたんことパク・ジンジュも!
そして敵はウ・ドファン。
私は「君を守りたい〜saveme〜」(イェジ様目当てで観はじめたけど重くて1話で止まっている)で観ましたが、いろいろ出てる若手の人気者だよね?
ソジュンのリアル親友ウシクくんは意外と出番が少ないなと思ったけど、これは、あれですね…。
チラとでもカメオが嬉しい韓国映画。
以下ネタバレを含む感想文です。
少年が卵焼きをつくっているところから物語ははじまる。
この少年がパク・ヨンフ。主人公だ。
父と二人暮らし。少年が生まれた時に母親は亡くなってしまったようだ。
それでも二人は慎ましく、時に教会に祈りに行ったり信心深く暮らしていた。
父は警官、仕事に行く父を見送る少年。
もう嫌な予感しかしない。
例の如く、父は、仕事中に事故に遭い、少年は神に必死に祈るも父は還らぬ人となってしまった。神に祈ったのに父は助からなかった。それから少年は神父を恨み、神を信じなくなった。
20年後。
成長したヨンフは世界的な格闘家になっていた。
ようやくソジュン登場!
ソジュンのスタイルをただただ愛でる時間。
欧米は筋肉をデカくして体もデカくしてみたいな感じだけど、韓国の方の筋肉の付け方は本当に美しいな。筋肉が付いているのに細い。ウェヨ!?
父を亡くした哀愁のある青年という役どころはまんまセロイを彷彿とさせるのだが、個人的には哀愁ソジュンが好きなのでオッケー!ただ、今回はセロイよりも闇落ち気味です。全く笑わないソジュン。
格闘家でバリバリ活躍しているヨンフだけど、穏やかではない幻聴に悩まされはじめ、医学では解明できなさそうな謎の傷が掌に。毎夜毎夜うなされ、さすがに参ったヨンフは渋々祈祷師の元へ。そこで、お前は日々の行いが悪く心が汚いから悪霊がたくさん取り憑いていると言われる。家の南方に十字架がみえるからそこへ行きなさい。ととんとん拍子に物語は展開していくよー。
ここからアン神父(アン・ソンギ)と出会って、悪魔祓いを手伝うようになっていくブロマンスというのが、大体のあらすじ。
正直結構展開もあるあるで読めてしまい、やりたいことやってみました、キャストのファンムービー感は否めない。神父服に革ジャンを羽織ってバイクかっ飛ばすとかね。
ラストの戦いは、鬼の手ならぬヨンフの右手がずっと燃えている!!ラスボス悪霊のウ・ドファンは蛇の姿に変身!!ちょっとさすがに笑っちゃうよ。これは超豪華な日曜日の朝かもしれない。
それぞれのキャラクターの心情に入り込むには少し時間が足りないかなという感じで、内容的には、そんなにない。と思います。ただ、今度はウシクくんの「使者」がはじまりそうなところで終わったのでシリーズものなのかな?キングスマンみたいな感じで、アン神父の過去とか経歴とかも描いてくれると、もう少し入り込めそうだなと思ったり。なんかふつうに弱くね!?っていう気持ちで、もっとかっちょいいアン神父さまみたいというか。
少しキム・ダミちゃんの『魔女』みもあったなぁ。
敵に関しても一体どういう経緯で…という脈絡のなさがあり、悪魔祓いというのが歴史ある職業っぽいのに長い因縁のようなものは感じないので、やはりシリーズで過去も描くのかな。アン神父は『レオン』感もあって謎めいた孤独な男性という意味ではよかったのですが。
ちょっと音の処理とかがキツめで映画館だとうぅ…ってなりました。映画館で映画観ててあまりそんなこと思ったことないけど、かなり不快な音大きめ。楽しめるレベルならいいのだけど、少しやりすぎかなと思ってしまった…。あとふつうにグロい。悪魔祓いものとかは大抵そうだと思いますが。
アクションシーンはソジュン脚なっげー、とただただ思っていた。ふつうに強そうだし。長回しのアクションシーンがあったけど、作り手の意思を感じた。みろ!ソジュン凄いだろ!ってみせたいんだろうなって。作り手も魅了しているのか?パク・ソジュンめ。
物語の中で、一回だけヨンフ(ソジュン)が破顔するシーンがあったのだが、やっぱり笑顔はいい。シワっと笑うのはたまらんぞ!
個人的には内容に関して深く掘り下げたりとかする感じの映画ではないけど、ちょいちょい出てくる知ってる俳優さんたちが嬉しいし、ソジュンの現在進行形を観られるのはふつうにうれしたのしなので一応満足。映画終わったあともまわりで「ほら、あれに出てた」「サイコにも出てたね」「最近よく出てるよね」とか声を聞くのもなんだか楽しかったです…。
ところで、邦題”ディヴァイン・フューリー”(=神の怒り)
の部分は要るのか…。
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