📗⑩頭のよさは国語力で決まる~part1~
『国語力は人間性の礎』
国語力がないということは、他人と共感し合える知性というものが育っていないこと。これでは社会性にも不安がでてくる。
言葉が成熟していれば、何かトラブルが起きた時に、その状況や気持ちを適切に言葉にすることができるし、自分の中にストレスをため込まずに済む。
大切なことを伝えたいときは、「あ・うん」の呼吸だけでは済まなくて、自分の意思をきちんと言葉にし、相手の意思を読み取ろうとすることが不可欠。
こんな言葉から始まるこの本は、現代に生きるみなさんに読んでもらいたい本でした。
『読解力』『文章力』『表現力』『対面力』『対話力』『主張力』『自己肯定力』『感情自制力』『身体感覚』アップ!!!
の秘訣が書かれているこの本,
数回に分けて綴っていきます!!
1 読解力アップ!!!
脈絡のある話し方・・・会話の中でまず相手の話していることの要点をつかみ、その要点を前提として自分の角度で話を切り返していく。つまり、文章を客観的に要約し、それをふまえて主観的にコメントする。
文脈力があれば会話で迷子にならない!文脈とは・・・自分の言っていることに脈略や一貫性があるか。自分と相手の発言がきちんと絡み合っているか。会話の迷子になったときに、しっかりと戻ることができるか。
会話は、薄っぺらでもいいので、とにかくつながっていることがだいじ。「AといえばB」「BといえばC」というようにつないでいく。それが文脈力。
コミュニケーションの基本は「沿いつつずらす」
相手が話し終わった後に「つまり~ということですね」「それと似た話で」「いまの話で思い出しましたが」
※相手の経験正解と自分の経験正解を絡み合わせ、一つの文脈を作り上げていかなければ、会話力向上にはつながりません。
会話とは、共通理解を積み重ねる作業「たとえば~ということですね」
相手の言った言葉を自分の言葉で言い換えることで、対話が無駄になっていないことを相手に示すことができます。
話し上手な人はみな、メモトとり魔である
短い会話でもメモ
自分がこれから話す可能性のあることをキーワードにして可視化
質問をメモ
2 文章力アップ!!!
文章を書く力をつけるということは、同時に考える力がつくこと
文章の構築を行う具体的な方法は、事前にメモをつくり、どのような順序で論を進めるかを考える。
まず、自分の頭の中にある、書くための材料と、その関連事項をメモとして書く。赤「書き洩らしてはいけないこと」青「できれば入れたいこと」緑「自分の意見や主張」と色分けして優先順位
1行目に「ゴールは何か」をかく
自分が一番言いたいことを1行目に書き、その後に続く文章は、それはどういうことかを説明する。また、文章の終わり方を決めておく。
3 表現力アップ!!!
語彙が多い人が表現力がある。
言いかえ術
1「なるほど」→「おっしゃるとおりです」「たしかにそうですね」「ごもっともです」
2「ぶっちゃけ」→「率直にいうと」「本音をいうと」
3「了解しました」→「承りました」「かしこまりました」
4「大丈夫です」→「問題ございません」「差し支えありません」「お気持ちだけいただきます」
5「がんばります」→「全身全霊をささげる」「最善をつくえう」「鋭意努力する」「尽力する」
できる人ほどクエスチョンマークをつかう。
一つの大きな問いの下には必ず3つの小さな問いがある
4 対面力アップ!!!
レスポンスは人間関係の潤滑油である。
身体レベル5つのポイント
1目をみる 2微笑む 3あいづち 4へそをむける 5胸をひらく
いつでもコメントできるようにする
「3秒ルール」
知らないということにも意味がある
前半戦はここまでにします。