抹茶に使っているハーネスの紹介と選んだ理由
今回は抹茶のハーネスについてのお話です。
犬のハーネスというとたくさんの種類があり、装着方法も様々です。
ハーネスはまあまあのお値段なのに買ってみたものの合わなかったとなりやすいグッズの一つではないでしょうか。
また、首輪しか使ったことがないという方もいらっしゃるかと思います。
まずは、ハーネスを使う理由からお話ししていきます。
ハーネスを使う理由
首輪にリードをつけるとリードが張った時に、首に圧がかかることがあります。
首には大きな血管や神経、頚椎や気管や食道があります。他には、甲状腺などもあります。首は大切に扱うべきデリケートな器官です。
首輪にリードをつけている場合、急な引っ張りなどで頚椎などを損傷させてしまう危険のほか、圧迫により眼圧が上がることなどが認められています。
小型犬に多い気管虚脱などでも首輪の使用は避けるように言われることは多いと思います。
身体のことを考えると、首輪にリードというよりもハーネスにリードの選択が合っている犬が多いように思います。
首輪は関節だらけの骨が真ん中にあるやわらかい部分に着けますが、ハーネスは肋骨に覆われた硬い部分に着けます。また、同じ力が加わった場合、首輪は一部に力が加わりますがハーネスは力が分散します。
こういったことからもハーネスの方が危険が少ないと言われています。
どんなタイプのハーネスを選んだのか
ハーネスはいろんな形があり、装着方法も違います。
ショップなどでよく見るタイプは、まず両前脚を通して背中で留めるものです。洋服みたいなものから、テープのみのものもあります。このタイプは犬の前足を通すことに苦戦する場合が多く見受けられます。
抹茶には、装着時にお互いの負担が少ないものを選びたかったので、初めからそのような形は選択肢に入れず、頭から被せ前足を通す必要のないハーネスの中からのチョイスとなりました。
こういったタイプのハーネスには大きく2つの種類があります。
首を通したあと片方の脇で留めるだけのものと両脇で留めるものです。
前者は左右の前足の間に胸当てはありませんが、後者には胸当てがありホールド感はより増します。さらに後者は横ずれに強いという強みがあります。
最近テレビで国立科学博物館に保管されているハチ公の剥製を見たのですが、前者タイプのハーネスをつけていました。他のハチ公の写真や銅像では後者タイプなのか胸当てテープがあるハーネスを装着しているものもありました。今のようなナイロン製ではなく革製みたいですが、当時もハーネスはよく使われていたのかもしれません。
うちの抹茶が使っているのは前者タイプの「コンフォートフレックススポーツハーネス」のS/Mサイズです。胸当てがないタイプを選んだ理由は装着時の工程がより少ないことが大きいですが、これまで胸当てが必要だと感じなかったのでそのままこのタイプを使ってきたという感じです。
これを使うようになってこれまで2回買い換えています。
安全面からいえば、本当はもっと頻繁に買い換えないといけないのだと思うのですが、かなり頑丈で、買い換えた後もしばらく前のを洗い替えで使っていたほどです。
実はコンフォートフレックスの前に気に入って使っていたハーネスがありました。それは、「ユリウスケーナインIDCパワーハーネス」です。こちらも使いやすかったのですが、うちの抹茶が成長しきった段階でサイズ変更したところ、どうしても前脚の稼働を邪魔してしまう部分に当たってしまいました。サイズがひとつ小さいものは余裕がなかったのでユリウスケーナインの使用は諦めました。
そのタイミングでコンフォートフレックスを試したところ、これなら良さそうということになり、それからはこちらを使うことになりました。どちらもサイズ展開はかなり豊富なのですが、コーギーは短足だからか服などもサイズがビミョーなことがよくあります。
どちらとも、首を通し片方の脇で留めるタイプです。このタイプは装着時の負担は少ないものの、片方にしかない留め具の重みで歩いていると少しずつ斜めになってしまう傾向があります。
斜めになることでダックスさんや身体の小さい子は片前足が抜けてしまうことがたまに起こります。
ユリウスケーナインの方は色々と付属品があるようで以前どこかのサイトで胸当てを見つけたのですが、こちらのハーネスを使わなくなってしまったので今となってはどこだったわかりません。興味のある方は探してみてください。
装着した際のチェックするポイント
前のテープは前足の稼働する少し上で、且つ首(のど)の柔らかい部分にかからないところに来るのが望ましいです。
また、胴回りのテープが前足を動かす際に当たらないよう、脇より少し後ろに来るようにすることもサイズ調整の際のチェックポイントです。
このタイプのハーネスをつけているわんこさんをインスタなどでお見かけする際、小さくサイズ調整をしているのかしっかり首にかかってしまっていることがよくあります。
ハーネスはリードをつけて前から引っ張るとスポッと脱げてしまいやすいものです。抜けるのを避けるためにギチギチにしているのではないかなと思いますが、犬は不快な状態でいるかもしれません。ハーネスは後ろからのリードを張りにより犬の身体をできるだけ安全に止めるということが主な役割だと考えておいたほうが無難です。
ハーネスを使う際の注意点
犬を自分の方に寄せようと犬の前方からリードを引っ張っるようなことをするとハーネスが犬から簡単に外れてしまうことがよく起こります。
呼び寄せる合図は予め教えておくことは必須となります。
また、ハーネスが外れてしまってもリードが犬から外れないように、予めハーネスと首輪をつなげておくと安心です。
首輪はハーネスをしていても名札や鑑札&済票をつける場所になるので必ず装着しておきます。
ハーネスを使用する際のリードについてもお話ししたいですが、それはまたお話しします。
そのほかのオススメハーネス
抹茶は胸当てのないハーネスを使っていますが、もうちょっとホールド感があった方が良い場合は、胸当てありのものがお勧めです。
生徒わんこさんが使っているもので、首を通したあとに両脇で留めるタイプの中からお勧めできるハーネスを少しご紹介します。
ふたつとも首の部分がV字になっている事で首の柔らかい部分に当たりにくく、さらに、前足の稼働も邪魔しにくい構造になっています。また左右に留め具があるため均等に重さがかかることと胸当てがあるため左右にずれにくい傾向にあります。
抹茶に使うハーネスの今後
ハーネスといえば前足部分に装着するものが多いですが、今後の抹茶の老いに伴い後ろ脚をサポートするハーネスの使用も考える必要が出てくると思います。
そういったハーネスを購入した際は使用感も含めnoteでシェアしたいと思います。
最後に
ここまで読んでくださった方の中には、首輪ではなくてハーネスじゃないとだめなんだ!と思ってしまった方もいるかもしれませんが、その時々、個々の犬により臨機応変に判断して行くことが、犬により快適さを提供することにつながると思います。
犬によってはどうしてもハーネスを受け入れられないという子や持病がありハーネスがNGという場合もあります。
良いと言われているハーネスもどの犬にも合うわけではありません。
犬の特性や持病などを考慮し、さらに装着した時の様子をしっかり観察することが、その子にぴったり合ったグッズ選びの指針となります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
たばたまき
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