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ハワイに来て学んだ3つのこと

ハワイに来て生活をしていく中で
3つのことを学んだ。

①まぁ、いいか
②しょうがない
③がんばらない

いい意味で、です(笑)


①まぁ、いいか

海外で生活をする以上
文化の違いを受け入れるのは必須。
このハワイの土地で育った
"おおらかな” ”フレンドリーな”人たちの
陽気さ、心の温かさに感謝し救われる一方で
困ったフレンドリーも受け入れなければならない。

ハワイを訪れたことのある方なら
誰もが一度は目にしたことがあるであろう
あの光景。

ハワイの人は
友達でなくても普通に話しかける。
そしてビックリするほど話が弾んで?
長話になったりする。
普段ならとっても楽しくていいことだ。

でもこの楽しい会話はどこでも起きる。
ものすごい長蛇の列をなす銀行の窓口や
スーパーのキャッシャーでも
お客さんが待っている、
なんてことは全く目に入っていないくらい
目の前の会話を楽しむ(笑)

レストランでも
ウェイターがお客さんと話し込み
全然注文を取りに来てくれなかったり
頼んだお代わりのドリンクは忘れられたのか?
と思うこともしょっちゅうある。

そんなわけで
レストランで日本人の観光客が怒っているのを
何度か目にしたことがある。
私も日本人、気持ちはよく分かる。
言いたいことも、分かる。
私もハワイに来たばかりの頃は
どうなっちゃってるの?と思ったものだ。

しかし彼らのフレンドリーには境界線がなく
いつでもどこでもフレンドリーなので
ある時はありがたく
ある時はちょっと迷惑(笑)
でもこの2つはセットなので
話し込んでいて待たされたとしても
きっと何か思わぬ共通点を見つけて
盛り上がっているのだろう
「まぁ、いいか」と思うしかない。

②しょうがない

「まぁ、いいか」の延長とも言えるが
日本では普通だった感覚が
ハワイではミラクルなことが多く
自分の日本人感覚の強さを再認識することがある。

日本ではお店に行って
自分が探している物が見当たらない時
どこにあるのか店員さんに聞いていた。
店員さんは店内の商品、配置を熟知しており
聞くとすぐに教えてくれる。
それだけでなく
その物がある場所まで案内して連れて行ってくれる。

そんなことが当たり前の暮らしをしていたので
ハワイでも同じように店員さんに聞いてしまう。

すると
「あ〜、それあったかなぁ?こっちだと思う。
あれ、違うな、あっちかな、、」
と広い店内をグルグルと探し回った挙句
「ごめん、どこかにはあると思うんだけど分からないや」
と諦めの一言を聞くことになる。

それでも一緒に探してくれるだけいい方で
「知らない」の一言で終わり
という店員さんも残念ながら少なくない。
あるのかないのか
確認する気も、探す気も、全くない。

いずれにせよ
日本のように「はい、ここですよ」と
一瞬にして解決してくれる人はいない。

他にも
靴を買ったら左右で違うサイズが入っていたり
2個セットの注文をしても1個しか届かなかったり
カーテンを注文したら左右で長さが違ったり
眼鏡フレームの調整をお願いしたらもっと歪んだり
メーカー専門の人にクーラーの取り付けを頼んでも
「できない」と言われて帰っちゃったり
日本ではまず起こらないであろう色々なことが起きる。

でもここはハワイだから
そんなことは当たり前で
「しょうがない」のである。

③がんばらない

つい頑張ってしまう日本人。
誰にも強制されていないのに
誰にも頼まれてもいないのに
自分の仕事プラス
できることを探してやってしまう。
残念ながら?私もその1人。
決して苦でもなく
勝手に体が動いているので
頑張っている感覚すらないのだが
「そんなに頑張らなくていいのよ」
とよく言われる。
私はその度にハッとする。

ハワイの人は
自分の仕事以外はしない。
その自分の仕事でも極力楽をしようとする。笑
「あまりサッサと仕事を片付けると
他の仕事も回されちゃうから
ゆっくりやった方がいいよ」と
自分が大変にならないように
「調整」している。
「テキパキ仕事をこなす優秀者だと損をする」
という認識。

わざとゆっくりやる?
優秀だと損をする?

私には思いつかなかった発想で
ハンマーで頭を殴られたくらいの衝撃だった。

でもよく考えたら
お給料をもらっていない仕事をする必要はないし
他の仕事もやって欲しいのであれば
その分、お給料は上げてもらうべきである。
そうでないなら
自分の仕事は余裕を持った配分にして
ストレスのかからないようにするとか
余計な仕事が入って来ないように調整するのは
ある意味、理にかなっているのかもしれない。

会社の中で管理職に昇進したいとか
ポジションが色々あって
自分の頑張りで希望のポジションに就けるとか
高みを目指す人は別だが
ハワイの多くの人は
管理職になったら
やりたくない仕事もしなければならないし
残業もあるかもしれないし
お金が増えてもハッピーじゃない、とか言う。
管理職でなくても
会社内でポジションを変えるだけで
年収が100万円以上もアップする
そのポジションのオファーをもらっても
普通に断ったりする。
私ならありがたく受けてしまうと思うのだが。笑

お給料も大事だが
日々の暮らしの方がもっと大事で
ハッピーを侵す要素は極力排除する。笑
大変な状況や試練を頑張って乗り越える
という発想はないので
大変な状況にならないように
事前に「調整」する。

「できることでもやらない方がいいよ」
と言われた時
最初はエッ?!と
目ん玉が飛び出そうになったけど
私もハワイ流を徐々に学んできて
「そうだよね」と言えるまでになった。笑

私にとっては
頑張るより
「やらない」という方が難しいことだった。
でも勇気を持ってやらない選択をしてみると
それはそれは、思った以上に楽であり
時間にも精神的にもとても余裕が生まれた。
ハワイの人が死守していたのはこれなのね、と
やってみて納得した。
頑張らない選択。
ようやく私にも身について来た。

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