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#01 子どもの事を思えば思うほど

心配すればするほど

子どもにとって、マイナスの現象が起きるという
私の子育て体験談をお話します。

息子が小学校2年生の時、サッカークラブに入りました。
動機は、仲良しの友達が既に入部していたのと、仲間外れにならない様に…だったと思います。

毎日の放課後練習、週末は遠征や
大会もあったりで、車で試合会場までの送迎、炊き出し準備、など予想していた以上に本当に大忙しの日々でした。

息子は、努力家ではありますが、決してサッカーが上手い方では無く、お先にどうぞ!の性格で、親としては、歯がゆい場面も多くありました。

「〇〇君は、上級生の試合に帯同したらしいよ」

「今度は誰が呼ばれるか…うちの息子呼ばれるかしら?」

他の子よりうちの子が少しでも上手くなって認められたい!

夜のフットサルトレーニングに行こう!

息子の気持ちはそっちのけで親の身勝手な思いが、どんどんエスカレートしていったのです。

息子が試合でミスをするとどっと落ち込み、

大声で応援すれば、
「何やってんの!」
「走れー!」
「イケイケー!」
マイナスの言葉の嵐をピッチに立つ息子に浴びせ続けました。

そんな時、私が用事で応援に行けなかった時がありました。

その時の息子は、今までにない素晴らしいプレーをした様で、

なんと!MVP(最優秀選手)に選ばれたのです。

あの、サッカー下手っぴ少年が、MVP?

信じられませんでした。

でもでも、すごく嬉しかったのを覚えています。

しかし…その後、

私が力の限り応援した試合は、何故かいつもの歯がゆいプレーに戻ってしまうのです。

それはその後、息子の中学卒業まで続いたのです。

現在息子は20歳後半になりました。

私に、今の自分があるのは両親のお陰だよ。

周りの皆さんのお陰で今がある。

感謝してるよ。

何故かこんな未熟な母にそう言ってくれます。

あの時、小学生のサッカー少年だった息子に…言わせて下さい。

「ごめんね、

サッカーを楽しめなくしてたのはママの方だったね、

ピッチに立つ君を身動き取れなくしてたのは、ママだったね…

本当に、本当に、ごめんなさい。

サッカーを楽しんで良いんだよ!

ミスしても下手っぴでも大丈夫!

そんなあなたの事が大好きだよ〜!」

と…

子育て下手っぴ母の体験談は、まだまだ続くのであります。

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