見出し画像

わたしの心がおどるもの


最近(といっても去年の12月)購入したもので、
見るたびに心がおどり、わくわくするものがあるので、いくつか紹介させてください。

主に紙にまつわるもの、文房具関連のものが多いので、好きな方にはとくに読んでいただけたらうれしいです!


Canon inspic

夫がクリスマスプレゼントに
念願のinspicを買ってくれた。

inspicとはなにかというと、
パソコンやスマホの写真をプリントできる
小さなフォトプリンターのことである。


実はおととしからずーっと欲しかったけれど
いつか欲しいなあ〜と先延ばしになっていたので
夫から「買ってあげるよ」と言ってもらえたときは、もううれしくてうれしくて飛び上がった。


シールタイプで手帳やノートに貼れるので
旅行の日記やアルバムにしたいのはもちろんだけど、
好きなものの記録とかもしたいな〜なんて考えていると、わくわくが止まらない。

大好きなルートヴィヒ2世や、そのお城のノイシュヴァンシュタイン城、マリア・イザベラなどをプリントして、子どものように楽しんでいる。
(ヨーロッパの王さまや歴史が大好き)

プリントしたものたち
プリントを待っているあいだも
ずっと楽しい!


今年のクリスマスはおうちでパーティーしたので
早速そのときの写真もプリントして、年末に書いた日記の隙間に貼ってみた。
全然おしゃれにデコレーションとかはしてないけれど、こんなふうに何気ない日々のことを残せるのってうれしいなあ。

年末に書いた日記
池田理代子さんの「おにいさまへ…」にハマり
推しキャラもプリントして貼っている。笑



わたしがあまりにいろんなものをプリントするものだから夫に、
「あんまり使うと用紙なくなっちゃうよー!」
と言われてしまった。

…そうなのだ。
ミニフォトプリンターは最高に楽しいのだけど
用紙がちょっぴりお高めなので
わんさかプリントできないのが難点である。

でもだからこそ、どれにしようかな…
と一枚一枚写真を選び、大切にプリントする工程に尊さを感じるし、できあがった写真は愛おしい。

夫が「買ってあげる」と言ってくれたあの日から
手元にあるいまもずっと、見るだけで心がおどるinspic。

inspicに触れているときのわたしは、
自分がもうとっくに大人だということを忘れて
子どものようにはしゃいでしまうのだ。



Giovanniのスタンプ

吉祥寺に“Giovanni”というお店がある。

ヨーロッパの文房具を取り扱うお店で
カードやレターセット、シーリングスタンプ、
カリグラフィー用品など、なかなか他では手に入らないような、素敵で珍しい文房具を豊富に取り揃えた文房具のセレクトショップである。


…なんていかにも、知ってますというふうに書いているけれど、わたしがお店を知ったのはつい最近。
それもnoteからだ。


旅やアートを愛し、イラストやカリグラフィーを手がけるとても素敵なnoterさん、
フランチェスカさんの記事がきっかけだった。


フランチェスカさんの記事を読むうちに
わあ!なんて素敵なの!!絶対行きたい…!
そんな気持ちが込み上げてしまい、
このとき無職で貧乏にも関わらず、ありったけのお金を握りしめて吉祥寺へ向かった。


お店の雰囲気や素晴らしさは、すでにフランチェスカさんの記事で素敵に紹介されているので
あえて割愛するとして、ここではその素敵すぎるお店、Giovanniで購入したものについて語っていきたい。

クリスマス仕様のディスプレイ
入る前からわくわく!


お店にはたくさんの心ときめく品々が並んでいるけれど、なかでも心を鷲掴みにされたのが“スタンプ”だった。

わたしは手書きや文房具が大好きだけど、
実はスタンプはほとんど持っていない。
インクをつける手間や、乾く時間を考えると
シールで済ませてしまうことが多く、これまで使ってこなかったのだ。

けれどGiovanniのスタンプを見ているうちに
そんなネガティブな気持ちは一瞬で吹き飛び、
ただただ、使ってみたい!!と思う気持ちが湧き上がる。

これを使って、素敵な手紙を書きたい。
手帳や日記、お気に入りのものにたくさん押したい。

ひとつずつじっくり選んでいたら、ずいぶん長々とお店に滞在してしまった。
お気に入りのスタンプを買って、ほくほくの帰り道。

Giovanniからの帰り道


家につくまで待ちきれず、もう一度スタンプを眺めたい気持ちが抑えられなくなってしまい
わざわざ道で開封してスタンプを取りだす。
どんだけ。笑

お気に入りのガーゴイルのスタンプ


とりあえず眺めたので満足。
ガーゴイルのスタンプをポケットにしまい、
たびたび握りしめながらお家へ帰った。
(ほんとどんだけ…)


買ったスタンプはこちら。


せっかくなので、Giovanniの袋に押してみた。


ああ…!好き!!

美しくて幻想的で、ちょっぴり不思議なものが好みなわたしにストライクすぎる世界観。


手ぶらでは帰れないお店、Giovanni。
狙っているスタンプがまだまだあるし
シーリングスタンプもカリグラフィー用品も気になるし…
またお金を握りしめて行きたいなあ。

改めてフランチェスカさん、素敵なお店の紹介をありがとうございます。



古本市で見つけた古い紙たち

先日、本屋さんへ行こうとぷらぷら歩いていると、とある古本市が目に留まった。

その古本市では
古いポストカード、古い切手、古い雑誌、古本、さまざまな“古い紙”が並べられている。

一度目に入ってしまうと素通りできないのが古本市。
ついつい、引き寄せられるように見てしまう。

装丁が美しい、ドイツの本
昔のおまけのカード
古いポストカード
古いクリスマスの切手
これも古い切手


どれもこれも、見てるだけでうっとりするようなものばかり。



そんななかでもとくに、これは…!と思ったものがいくつかあり購入した。
それがこちら。


まず“ホフマン物語”の絵本。
バレエが好きな人ならお馴染み、
ドイツの作家、ホフマン。
バレエに馴染みがない人も、くるみ割り人形の原作者、といったらピンとくるでしょうか。

わたしには箱推ししているバレエ団があり、
一年のなかでバレエのために生きてる期間があるほど、バレエが大好き。

バレエ作品の原作になっているホフマンの物語は、美しさのなかに不気味さがあり、現実と幻想が入り混じる、その世界観がたまらない。

この絵本は1982年に発行されて以来、絶版の貴重なもので
なかなか手に入らないこともあり、迷わず購入。

人形に恋をする“砂男”の物語
マリオラボチェッタの挿絵


物語も挿絵も何もかもが美しく、うっすら怖い。
そう、怖いんですよねホフマンって。
ホフマンに限らず、ドイツ文学って全体的に不気味さや怖さがあるなあと感じるのは、わたしだけでしょうか…

ルートヴィヒ2世やエリザベートも好きだし、
ドイツ文学や西洋史について、もっと勉強したいなあ。



絵本のほかには古いポストカードや写真も購入。
趣味でコラージュをするので、その材料に使えるなあと思って。
でも結局、もったいなくて使えなそう。

古本市で買ったもの


お気に入りはこの人。
アメリカの男性…らしい。


こういった古い紙ものが我が家にはたくさんあるけれど、眺めていると不思議な気持ちになってくる。

わたしが産まれるずっと前から、恐らくこの世界にあったものたち。
このものたちはどんな時間を過ごし、
どんな旅をして、いまわたしの手元にあるのだろう…
そんなことを思うと、壮大な気持ちにならずにはいられない。

“ものが持つ物語”を想像するのが好きで、
だから物語を持っている、古いものが好きなのです。

長い長い時を経て、わたしのところに来てくれてありがとう。
そんな気持ちになるのです。




以上が最近購入した、わたしの心がおどるもの。

少し風変わりで、恐らく世の女子の心おどるものとはかけ離れているのだろうと自覚する。


インスタ映えするようなブランドやコスメ、話題のスイーツやスタバの新作にはめっぽううとく、決してキラキラ女子ではないわたし。


けれどお家へ帰ると
夫がプレゼントしてくれたinspicや、素敵なお店、Giovanniで購入したスタンプの数々、
大好きな作家の貴重な絵本に、じっくり選んだ古い紙、
他にもたくさんたくさん、心おどるものが待っていてくれるので、自分の部屋にいるだけでキラキラした気持ちになる。


あれ?
てことはわたしだって、キラキラ女子じゃん?


ダサい部屋着を着て、好きなものに触れながら
そんなことを思う。

たとえ人に理解されなくとも
自分の心がおどるものに囲まれて暮らす、
わたしは幸せだ。




いいなと思ったら応援しよう!