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「やめる時間術」第1章を実践してみた

あっという間に2021年も残り4日ですね。今年読んだ中でも、特に印象に残った書籍はワーママはるさんの「やめる時間術」。年末に再読し、来年に向けて、時間の使い方を書籍のワークに沿って見直しました!このnoteでは本の第1章にあたる「時間の見える化」を実践した様子を綴ります。読んだけど実践できてない、ちょっと忘れてきている、という方。参考なれば嬉しいです。

まずは1週間のタイムログを取ろう

著者であるワーママはるさんはフルタイム勤務のほぼワンオペという超多忙な方。それでも自分の時間を捻出するために、自分の時間を可視化することから始めよう、と書かれています。

つまり「時間の見える化」です。

効率化や時短ハックには前々から知識はありつつも、自分の時間の使い方そのものを見つめ直す機会はなかなか無かった私。

この書籍を初めて読んだ時点でも、日々の生活に追われて、頭で理解しても実践できていない状態が年末まで続いていました。でも「このままじゃいけない!」と一念発起。時間の見える化を実践することに。まずはタイムログを取りました。

書籍では、付箋を使った手書きログを最もお勧めされています。またログを取る前段階で、見積もり時間を書き出すステップ、そのあとに実際のログ時間のズレを把握するステップもあります。詳細はぜひ本を読んでみてください。

私の場合、在宅フリーランスかつ幼稚園児2人の母のため、家にいる時間が多く、毎日のタイムスケジュールが子供たちの体調や習い事、仕事の内容によってかなり変動します。そして手書きが苦手。

どう進めていけばいいか検討した結果、見積もり時間の書き込みフェーズはスルーして、最初から細かくログを取ることにしました。

方法はスプレッドシートに簡単なバーチカルスケジュールを作成し、PCを立ち上げたままにして、なるべく1時間ごとに書き込んでいくスタイル。外出時はスマホのスプレッドシートアプリとストップウォッチ機能を使って、その場でログを書き込みました。

コツとしては、バーチカルの縦軸を15分にすること。細かなアクションまで無意識に落とし込めます。

この方法でまず1週間のログを取りました。(トイレやメール対応◯件まで書き込むので、1週間続けるのはかなりしんどかった…)

かなり詳細に書いているつもりでも「あれ?この時間何してたっけ?足し算しても時間が合わないぞ?」という事態も結構ありました。

また今回は見積もり時間を最初に書き込みませんでしたが、体感作業時間と実際のログが大幅にずれている作業もありました。(slack返信に思ったより時間がかかっている、献立を考えている時間が長い等)

これがはるさんが指摘している「見積もりオーバー時間」です。

この「見積もりオーバー時間」も含め、記録を取るだけでもかなり時間の使い方の意識をできるように。「これってこんな時間かけてやることか?」なんていうタスクがごまんと浮かび上がってきました。

時間が可視化されていく感覚が与える影響は目を見張るものがあります。

次にタイムログを印刷してマーカーで色分けし「主観で」成績をつける

取ったタイムログをA3用紙に大きめにプリント。マーカーで「生活時間」「ルーチン時間」「自分時間」と色分けします。(書籍では一番はじめに行う作業ですが、今回は前後させました)

その後に各時間を合計。絶対に24時間にならないとおかしい!とすると、なかなか進まないので、大幅にずれない限り各合計はざっくりでOKとしました。

あわせてその日のスクリーンタイムもスマホで確認して記入。その日に使用したアプリランキング1、2位も書き込みました。

そしてここからが「やめる時間術」ならではの見直し方。

ひとつずつの時間の使い方に成績を書き込んでいくのです。成績の付け方は自分視点。同じゲームをしている時間でも、その人にとって有意義な時間なら◯、無駄だと思うなら×といった感じです。

これがとても面白かった!!誰にも見せることはない前提なので、気づきや自分の想いまで自然と評価に書き込んでいました。「ストレスが溜まってくるとネットサーフィンして、結果寝付けず後悔している」「整理整頓時間は気持ちいい!」などなど。

ちなみに1週間のうちに重複している作業なら評価はパスしてOKとしました。ただ同じ内容でも、この日はちょっと状況が違ったぞ、という時は成績をつけて理由も書いています。その時は何が評価を変えたのも併せて考察。

この評価作業を繰り返すことで自分の価値観がより具体的に深まっていくのを体感しました。

ここまでくるとA3用紙は文字でびっしり↓

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最後にこれからやめたいことをスマホメモにまとめる

まとめとして、×評価のコメントにマーカーを引き、自分だけのやめるべき時間をメモアプリcraftに書き出し「2022年にやめていきたいこと、その対策」として整理しました。以下、参考までに抜粋です。

・浪費ネットサーフィンタイム→スマホのネットブラウザにスクリーンタイムを設定する。
・洗濯物干し→3月の海外渡航時には乾燥機付きの物件を探す。
・食品と日用品の買い出し→生協とAmazon定期便を利用。海外渡航前には現地の宅配業者をリサーチする。
・毎日の献立に悩む→一週間の献立を先に作成し手帳に記入。
・隙間時間を使った仕事→ミスが多くなる傾向があるため、朝の時間にまとめ緊急以外は業務時間外対応をやめる。

フルタイムで働いている方には当たり前の対策も多いかと思います。私も海外渡航前の会社員時代には生協やAmazonも利用していましたが、再度の海外引っ越しを控えている、稼ぎが少なくなったのにもったいない、といった理由で再度の利用を躊躇していました。

※詳しくはこちらのnoteに書いています。

でも「時間の見える化」で、時間が有限であることを再認識。そう自覚したら躊躇なく再度の生協やAmazon利用に踏み切れました。

ワーママはるさんは第1章の最後でこう指摘しています。

「時間の使い方」はまさに「人生そのもの」です。

人生というと大ごとに感じがちですが、まずは日々の生活から実践できるのがこの本、ワーママはるさんのすごいところ。

2022年は時間の引き算、足し算をうまく取り入れ、時間の使い方を練習しながら、有意義な一年にしていこうと改めて決意しました。皆様もぜひ。

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