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hamahouse
小学校で「掃除ナッジ」を取り入れる3つのメリット③掃除指導の悩みから解き放たれる
掃除指導方法論迷路からの離脱
何度彷徨ったことか。
何度チャレンジしたことか。
子どもが変わるたび、その効果は変わり、
困難学級では掃除が憂鬱となる。
その方法論の繰り返しから離脱できることが
私の最後にお伝えしたい
「掃除ナッジ」の
最大のメリットです。
全ての大人が、掃除できる人間ではない
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よくよく考えればわかることでした。
掃除が苦手な大人もいれば、
さぼるようなずるい大人もいる。
なのに、子どもだけは必ず
きちんと掃除をするものだし、
させるものだという認識のもとに
あの手この手の工夫を凝らす。
不思議な話です。
子ども心になって考えてみると、
「掃除に固執した目的」は
大人の都合でしかない、
後付けのように感じてしまわないでしょうか?
もちろん、きちんとやれるのであればいいんです。
しかし、「愛校心」も「責任感」も「自立心」も
あまりにも掃除をすすんで「できる」こと前提に
つくられた目的に感じないでしょうか。
だからこそ当然、
できない子どもに強制的な言葉を
言わざるをえません。
掃除ができてもできなくても、
その試行錯誤の中で生み出した答えにこそ
大人になった時にまで続く価値が
あるのではないでしょうか。
そうじナッジは「考え方」の一つにしかすぎません
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私は現状、
凝った具体での提案をあまりしていません。
資料としてお渡ししているものも
非常にシンプルです。
必要があれば改善しますし、
より工夫を凝らすと思います。
目の前の子どもに合わせて作るので、
「これが正解!」
というのもないと考えています。
だからこそ、
「掃除指導の正解」を
求め、彷徨う必要がなくなります。
そうじナッジは
皆さんの心の中に宿る
一つの考え方にしかすぎません。
ぜひ皆さんの手で、
素晴らしい掃除ナッジを
築いていただけたらと思います。
いつでもコメントやDMで
ご質問ください。
ではまた次の記事で。