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子育てにおける1番の魔物は疲労【子育てナッジ#6】

心身の疲労

本記事でお話ししたいことは、育児の疲労についてです。育児本ではあまり触れられませんが、この疲労が原因で親が怒りっぽくなること、これがいかに問題かをお伝えしたいと思います。

皆さん、仕事で疲れたときのことを想像してみてください。普段は優しい上司や同僚でも、忙しさが重なればちょっとしたことでイラっとしてしまうこと、ありますよね。そんな状態が、家の中で起こるわけです。本来、家は安心できる場所のはずが、親が疲れているためイライラしてしまう。社会構造上の問題ですが、国や企業に文句ばかり言っていてもどうしようもありません。そして、その矛先は、子どもに向かってしまうことも、少なくありません。

わかってるけど難しいという、想像以上のジレンマ

「子どもに感情的に怒ってはいけない」ということは、誰もがわかっています。けれど、わかっていても、疲れてしまうとどうにもならないこともあります。ほめたい気持ちはあるけど、どうしてもその気分になれない。自分のエネルギーを回復させるのが精一杯で、パワーを保つためにパワーを使っている、そんな状態です。

そんなときに、周りの人が何を言おうと、親御さんにとっては「無理なんだよ」としか思えません。

理解のある人は「まずは親御さんがゆっくり休んでくださいね」と言います。けれど、それが本当の解決策かというと、そうではないんです。浅い言葉にしか聞こえません。

もしも、それが2時間くらいしっかり話し込んだ後に言われた「ゆっくり休んでくださいね」なら、全然違います。そう言われると、その言葉は体に刻まれて、しみじみと効いてくるんです

だからこそ、ママさんたちが集まっておしゃべりする「井戸端会議」には、ちゃんと意味があるんです。あれは無駄なことじゃなくて、むしろエネルギーを貯めるために必要な時間なんです。

子育てナッジという手札

なぜ、こんな話をしているのか。それは、そもそも親御さんたちに疲労を最小限に抑えつつ、子育てができるような手札を持っていてほしいからなんです。使うか、使わないかは別として、手段としてもっておくことは、何においても非常に大切なことです。それが「子育てナッジ」の提案につながります。

先ほど簡単に触れましたが、例えばスーパーのレジ前にある足跡のマークを思い出してください。あれがあることで、店員さんが「ここに並んでください」といちいち言わなくても、お客さんは自然に並びますよね。あのマークがあるだけで、店員さんの負担が軽減されているわけです。

子育てにおいて、そんな魔法みたいなことはないかもしれませんが、ある「コツ」をつかめば、全てがラクになるんです。大袈裟ではなく、本当のお話です。

「そんなことあるわけないじゃん」って思われるかもしれませんが、ぜひ最後まで読んでみてください。もし、最後まで読んで「やっぱり違うな」と思われたら、全力で謝ります

今日はここまで。ありがとうございました。


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