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東北生まれ:20年ぶりにスキー

東北で生まれた私。雪は迷惑なものだった。中高の頃は自転車通学ができなくなるし、社会人になってからは通勤のじゃまになる。凍って滑るし、溶けてぬかるむ。

今は在宅ワークになって巣ごもり生活。突然、雪のあるところに行きたくなった。雪景色、雪を踏む感触、雪の日に外を眺めながら食べるアイス。雪国に住む人には「たまにならいいけど、生活するには大変だよ」と言うだろう。現に岩手に住む妹は「冬は雪との戦いだよ!」と言っている。

20年ぶりにスキーを再開した。再会といっても2度行っただけだ。1度目は草津スキー場で快晴の中、ケガしない程度に楽しんだ。2度目は尾瀬岩倉スキー場。天気は雪だったが風はなく、気温もそこそこ寒くはなかった。半日で筋肉痛になったけど、昔の感覚を取り戻したようだ。楽しい。

雪はいい。これからの冬はできるだけ雪のあるところに出かけよう。どんより小雪のチラつくスキー場の食堂でココアを飲むのもいい。スキーで転んで雪まみれになるのもいい。リフトの下に動物の足跡を見つけた!

子供のころはソリやミニスキー、田んぼでスケートして遊んだものだ。大晦日の日、祖母の家で過ごす夜、外に出てみると雪に囲まれた家の明かりが暖かかった。新雪にダイブしてワザと身体を冷やして、薪ストーブにあたってみかんを食べた。

ミニスキーで鍛えた感覚が今も身体に残っているのかなあ。

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